「スタッフ(参謀)の戦い」

なにも最前線でドンパチやるだけが戦いではない。スタッフにはスタッフの戦い方がある筈だ。スタッフが歴戦の勇士たるラインと正面切って一戦交えて、勝てるわけがない。戦闘に入った瞬間、戦闘に及ぶという選択肢そのものが誤りであり、スタッフの負けなのだ。それは愚の骨頂、無知蒙昧なスタッフのやることだ。戦術以前の戦略的敗北だ。差し違え覚悟で切り結ぶのなら、それもいいだろうが、それはどこまでいっても個人的な意地と矜持に根ざした自己満足で終わる。
であるならば、スタッフのやるべきことは自ずと明らかと言うべきだ。すなわち、それは戦わずに済む方法を見つけることである。戦わずして勝つ方法を見つけることである。戦い方は一つではない。スタッフにはスタッフの戦い方がある。