「よつばの。読書会」 in 品川第一地域センター2F/第一集会室

新馬場駅に着いたはいいものの、降り口を間違ったらしくしばしうろうろする羽目に。目的の品川第一地域センターに辿り着いたのは、確か10時前くらい。

入り口にて受付をすると、応対して頂いたのは、主催のKOKKURIさん。で、隣で大量の同人誌の山と格闘されていたのが、本日の持込最大手(笑)のid:ban-banさんでした。お二人とももちろん初対面です。

しばし、荷解きなどして、適当に本を並べてみたり。一応ブックエンドなども持参していたのですが、他の方のディスプレイなどを盗み見るに、やはり表紙が見える方がよろしかろうということで使わず仕舞い。結果的には、それで良かったと思います。

時間が来たので、区切りと言うか一度入り口付近に集まり、KOKKURIさんから簡単な挨拶や注意事項などがあったりしつつ。*1余談ですが、全体的にマナーは良かったように思います。同人誌の紛失はなかったようでありますし、飲食なども一応隔離でしたので、ジュースを溢すなどの悲劇はおきませんでした。まぁもっとも、このへんは性善説でやるしかありません。幸い、20〜40人くらいのオーダーだったので、気分よく本を読み耽ることが出来ました。

めいめいが適当に座ってもくもく読むのですが、いかんせん数が多すぎました。それに、幾ら同人誌が好きとはいえ、これだけの量となると徐々に圧倒されてきて、ややくらくらしてきたのも事実です。食事がてら、13時半ごろマックに出掛けたのが唯一の休憩で、あとずっと本読んでいたんだから疲れるわけだわ。

自分が持ち込んだ本も浮いてやしないかと冷や冷やものだったのですが、そこそこ読んで頂けたようです。ちょっと残念だったのは、自分がお気に入りであるところの本の感想をあまり聞けなかったことでして、別に自分が描いた本でもないのに、奇妙なものです。自分をしてこれですから、作家さんはもっと感想に飢えているのでは〜と心ならずも思ったり。もっと、ちゃんと作家さんに感想なり批評なりを伝えないとなーなどと柄にもなく思ったのでした。

自分が単独で参加したせいもあるのですが、雰囲気としてはやや黙々と読むという感じだったでしょうか。ほとんどが初対面の方ばかりなので、それ以上を望むのは難しかったかもしれませんが、折角の機会なので、出来れば横の繋がりと言うか交流が持てたら、なお良かったように思います。

それはさておきまして、最初は特にメモをとっていなかったのですが、皆熱心にメモっているのに触発されて自分も幾らか備忘録がてら書き書きしておりました。後で探す手掛かりがてら、何冊か表紙を写真に収めさせて頂いたりとか。
まー、肖像権とか著作権とか微妙な問題が絡むのですが、自分の下手な文章で百万言費やすより、表紙見て貰った方が伝わると思いますので、そこのところよろしくです*2

mz1さん/が持ち込まれた一連の創作同人誌は、いずれもクォリティが高いものが多くて、非常に参考になりました。元々自分は創作はほとんど買わない人なので*3、まったく予備知識なく読めたことも幸いしたのかもしれません。その中でも秀逸だったのが、これ。

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爆笑させて頂きました。
孫娘もじいちゃんもいい性格し過ぎです。
折角なので写っている他の本も紹介〜。

なんというかシュールな作風です。

  • 安達ミチオ『軟体生物のおしごと』

幼女刑事もの?
上手としか。楽しく読めました。

ほのぼの、ふくろうマンガ。可愛らしい絵柄とお話の幸福な結婚。
自然描写などは結構細かく描き込んでおられるせいかやさしい雰囲気に溢れています。


望外の本としては、鳴子ハナハルのこれですか。まぁその筋では有名な本ですね。

中見てみたいなーと思っていたので持参された方、多謝です。

最近お薦めな珍譜堂さん。前回のサンクリでは色紙ジャンケンに100名近くの人を集めておりました。

結構、このころの委託をしていなかった頃の本って軒並み高騰しているんですよね。ありがたや〜。

オマケ

な、なんでこの本が!

伝もないので半ば、読むのを諦めていた『ナンセンス御礼猫』ですが、なんとはなしに読めてしまいました。さすがつくりさんというべき出来で、ややローゼン多目の野鳥ズ満載な素敵コピー誌でありました。


さくさく紹介していきましょう!

佐藤製薬さんの『閑話休題3』。横山光輝本ですね。もうそっくりですね。完璧にものにされています。
内容は、孔明が三本の矢を五虎大将に講釈垂れようとするが・・・当然一筋縄ではいきません。当初の目的を見失う孔明がいい味を出しています。
残念ながら、まんだらけでも在庫切れのようです。むぅ。
現在は、「サトゥ踊るマハラジャ」名義でご活躍のようです。 


じゃあ次〜。

むてけいロマンス『薬局のポチ山さん』
買っている人にはいまさら・・・かもしれませんが、安倍吉俊ですね。
自分的には、プロ認定な人かつlainな人なので、あえて同人にまでは手を出していなかった人なので、安倍吉俊の本を読むのは実は初めてだったり。
灰羽連盟はよく知りません。


「よつばの。」さんので、紹介されていた『PLUMAGE THE RAGNAROK online』。画像は、よつばの。さんを参照してもらうとして、この手間暇の掛け方が素晴らしい。実際に見ると正に職人芸です。折らないように、慎重に取り扱わなきゃいけないのは言うまでもありません。
サークルさんの心意気が伝わってくる、まさにそんな作品でした。


なんか見覚えのある絵だな〜と思ったら、「ネコにテルミン」 さんでした。メモによると、誌名は『futuredays(+)』。


OS擬人化本は数あれど、ここまでのクォリティーを誇るのはそうないだろうと思うのが、「real」(As-Special)さんの『参点壱』。

まだ、虎で在庫があるようですな。
夏コミも要チェックです。


そろそろネタも尽きてきたので、とりあえずこれで最後です。


高見リョウさんの「cageling」*4から発行された『マタタビ』です。コピー誌だったのですが、絵本風な一枚絵と簡単な文章から構成された作品でして、柔らかなタッチな作画と相俟って凶悪な破壊力を誇ります。
高見リョウさんを最初に認知したのは、『8×8公式コミックアンソロジー』で、一風変わったマルチ漫画を描かれていたのをお見掛けしてからだと記憶しています。夏コミで既刊を買えるといいなぁ。


まぁそんなこんなで、時間が来たのでお開き。机を元の配置に戻してから撤収。

*1:ちなみに、冒頭の写真はこの時間帯に撮影したものです。

*2:作家、サークル他関係者様にて何かありましたら速やかに画像の全部または一部の削除等対応致しますので・・・。それもこれもかかる同人誌を紹介したいがゆえなので、お目こぼし頂ければ幸いです。

*3:これ以上を守備範囲を広げたら収拾がつかなくなる

*4:引っ越し絵の銀ちゃんが可愛ええので、あえてこのアドレスで掲載(w 

『ネクラ少女は黒魔法で恋をする (2)』

『紅2』がないかな〜と思って秋葉原をちょいと覗いてみたのですが、さすがに早売りはない模様。帰りの電車の中の暇潰しとして購入はしたものの・・・。
まぁ詰まらなくてはないのですが、取り立てて得るものもないと言うか。もうこのへんで見切りをつけるべきかもしれません。妹の出番が少なくて悲しい、というか姉妹の掛け合いは楽しいので好きなのだけど。