郵政解散

結局、郵政関連法案は否決され衆議院は解散され仁義無き総選挙へと突入していくこととなりました。この国はどこへ行くのでしょう、というわけで、首相の言を見てみたいと思います。

小泉内閣総理大臣記者会見 より引用


私は、今、国会で、郵政民営化は必要ないという結論を出されましたけれども、もう一度国民に聞いてみたいと思います。本当に郵便局の仕事は国家公務員でなければできないのかと。民間人ではやってはいけないのか。これができないで、どんな公務員削減ができるんでしょうか。どういう行政改革ができるんでしょうか。

これができなくて、もっと大事なこと、最も大事なこと、公務員の特権を守ろうとしているんじゃないですか、国家公務員の身分を守ろうとしているんじゃないですか、反対勢力は。そういう既得権を守る、現状維持がいい、そういう勢力と闘って、本当に改革政党になる、自民党はなったんだということから、この選挙で国民に聞いてみたいと思います。自由民主党郵政民営化に賛成する候補者しか公認しません。

言わば、はっきりと改革政党になった自民党が、民営化に反対の民主党と闘って、国民はどういう審判を下すか聞いてみたいと思います。だから解散をしました。

そして、この郵政民営化に賛成する、自由民主党公明党が国民の支持を得て、過半数の勢力を得ることができれば、再度、選挙終了後国会を開いて、これを成立させるよう努力していきたいと思います。


あいにく小泉首相の会見中は仕事だったか電車に乗っていて見れなかったので、ニューズのダイジェストを見ただけなので、改めて全文を読んで、ビデオ版を視聴しましたけど、小泉首相は原稿くらいは考えていたとは思いますが、ほとんど目を下に落とすことなく、自分の言葉で政治信念を語っていたように思います。

いみじくも総選挙はあの「9月11日」。さすがにどのマスコミもこれを報じてはいませんが、この選挙結果は、かの国に与えた衝撃以上のサプライズをわが国に与えることになるに違いありません。