コミケ68戦果報告

ネタが分からないのですが、普通のエロ本なので特に問題無し。このサークルはやはりTYPE-MOONで出さないとダメな気がします?(思い入れ?)

前作といい、タイトルをカタカナで書くのは何かこだわりがあるのでしょうか?ということで、ねこバス亭友好サークルさんです。表紙がなかなかに凝った作りで、涼しげで良いです。その分値段も張ったと思われるのに良心的なお値段でした。いいんちょ本と思わせといて、その実、由真本となっておりまして、個人的には、愛佳本と思っていただけに、次回作に期待です。

  • 漆黒のJ.P.S(蓮見江蘭)『WHITE BACKGROUND』(フルカラー落書き本)

カッタのエスキセこと「esquisse」以来、目にすることが多くなったフルカラー本です。蓮見江蘭氏と言えば乃絵美なわけでして、乃絵美のえらい人の名に恥じず、乃絵美エロがちょこっと書かれています。基本的にマンガではなく、イラストの人ですので特に文句はないのですが、衝撃を受けるような本ではなくて、蓮見江蘭氏のファンアイテムちっくと言いますか、悪く言えば毒にも薬にもならない本と言いますか…。

  • EXCLAMATION(橋本タカシ)『/doridori』(再版)『/nc』(コミケ68新刊)

乃絵美の生みの親のゲンガーさんです。今回、真っ先に行ったサークルさんなのですが、列が長い長い。2列なので余計長くなったのかもしれません。初参加のときも偶然並んでゲットしたのですが、そのときはあまり知られていなかったらしく、分かっている人たちだけで無限ループ状態(1限)でした。自分も布教用を兼ねて、3周ほどさせてもらった覚えがあるのですが、さすがに知られるようになってしまって、ご覧の通りの列でした。

変な売り方&頒布内容で、まずは最初から1限。で、今までの既刊が全て揃っているという、ある意味、至れり尽せりでした。自分は前回の本を持っていなかったので、有難かった反面、2周する気力もなかったので、欲しければ並べ、ということなのでしょう(初オフセ同人誌たる『/organize』も再版されておりまして、今回初めて行ったーと言う人は、期せずして全ての本が揃ったわけでして、2版に拘らなければ、かなりラッキーだったと言えるでしょう)。

肝心の内容ですが、エンピツ書き&小説という構成ですが、ゲストにBLACKさんが出ておりまして(2冊共)、この人の絵が好きな私としては、ポイント高いです。。BLACKさんって言ったら、TYPE-MOONのグラフィッカー?さんでオケですよね?HPには全く触れてないんですが…(BBSにそれっぽいことがちらとありますが)。

エロゲーのヒロインを気の向くままに描かれているのですが、エンピツ書きとは言え、丁寧に仕上げられていて、好感が持てますってただファンなだけですけ。『ホワイトブレス』以来、音沙汰なしですけど、次回作が待ち遠しいですねって、買ったけど積んだまま(それでもファンか?)。

  • どじんち(中村博文)『囁くように』(フルバ本)、『花ノ常盤 雨ノ郎女』【はなのときわあまのいらつめ】(濡髪3)

自分では買いに行ったことはないサークルさんなのですが、友人が大ファン?なのでいつもついでに買ってきてもらっている次第なところです。まずは、前者です。フルバの花ちゃんこと花島咲(電波の人)本なんですが、これは良い本です。中村博文の持つ陰鬱な雰囲気がぴったりと合致して、(エッセンスが)一般人にもかろうじて理解可能なカタチで提供されていると言いますか…。たまにこういう本を出すので、どじんちは侮れないですよね(偉そう)。
翻って後者は、作者のライフワーク的なシリーズ?ものなんでしょうか。ぶっ飛び過ぎていて、残念ながら私には理解不能です。むしろこちらの方が、中村博文のダークサイドというか本質なんでしょうが、正直なところ気持ち悪さというか後味の悪さしか感じ取れませんでした。むしろ意図してそうしているような節もあり、何にせよ読み手を選ぶ作家さんであることは間違いないです。

  • Tear Drop(ついな)『Clear Water』(委員長本)

ついな氏とくれば、委員長なわけで*1 *2今回もしっかりと委員長本です。ここも自分ではあまり買いに行かないサークルさんなのですが、やはりと言うか紹介されて以来、いつも買ってきて貰っているサークルさんです。実を言うと「To Heart」の中でも委員長はあまり好きなキャラな方ではないのですが(あまり眼鏡っ子属性なしというか敬遠してしまう方)、ついな氏の描くマンガはしっかりとしたストーリーがあると言いますか、ハナシの展開に無理がなく、とても自然なのです。よっぽど自分の中でキャラを消化していないと描けないというか、とりあえず脱がせとけば良いだろ的な妥協のカケラもないところに好感が持てます(本作もしっかりとプールの中で致しておりますが…)。

いわゆる大手、壁サークルが続きますね、というわけで、べっかんこう氏です。いまだにロケット野郎というサークル名には馴染めなくて、自分の中では「王宮魔法劇団」なんですが…。混むようになってからはすっかり「重い」サークルになってしまって、敬遠しがちだったのですが、後輩が買ってきてくれたので、おこぼれに預かることができました。
久しぶりに買ったような気がするのですが、今回は昔のリメイク(読んだことはありませんが)と言うだけあって、懐かしい感じがしたというか、良かったです。氏独特のほんわかした感じが良く出ていて大満足な1冊と言えるでしょう。

今日のところは疲れたので、これにて勘弁。

*1:委員長  →保科智子東鳩1)

*2:いいんちょ小牧愛佳東鳩2