コスカ17戦果報告

かつてHPでないどこかで見た絵、が表紙のコピー誌です(謎)。
まぁそのうち読めるかもと思っていましたが、コスカで出すというのは意外だったなぁと。

内容ですが、雪を有希に掛けるはお約束にして、王道。
表紙はカラーで印刷所に入稿しているようなのですが、こういう折り方は(女性向けでは普通なのかもしれませんが)面白いな、と思いました。男性向けでは、こういうことに気を配る人は極めて稀です。

唐突ですが、挑戦してみました。

以下、結果。

ダン・シモンズエンディミオン
京極夏彦魍魎の匣
神林長平『猶予の月』
ロバート・J・ソウヤー『ターミナル・エクスペリメント』
綾辻行人十角館の殺人
森博嗣有限と微小のパン
アイザック・アシモフ『鋼鉄都市』
ヴァン・ダイン『僧正殺人事件』
と学会『トンデモ本の世界』
ジョン・ウィンダム『トリフィド時代』
井上ひさし吉里吉里人』
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやり方』
森岡浩之『夢の樹が接げたなら』
夢野久作ドグラ・マグラ
アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』
J・P・ホーガン『星を継ぐもの』
氷室冴子海がきこえる

意外と読んでない。
超有名作ばかり。この中で敢えて人に薦めるとしたら、シリーズものは除外するとして、入手が難しそうな気がするけど『トリフィド時代』でしょうか。

  • LADY◆NAVIGATION!!(木野田瞳)『あいのかたまり』(オセセ版)、『あいのかたまり』(コピー誌版/オフセ購入毎に一冊ずつオマケ)、『KANONラプラスの闇』(真のコスカ新刊コピー誌/まいバナナ)

「コスカなのに、一人だけブライトシーズンな」れでぃなびさんでした。(公式BBSより)
ま、それが冗談に聞こえないところがアレですけど。前回のブライトシーズンは素で開催日間違ってましたーというのが真相なのですか?本当に?深く追求するのもアレなのでそういうことにしておきましょう。(特に他意はないです)

で、本来だったらBS新刊であったろう『あいのかたまり』なんですが、非常に評価が難しい作品です。いわゆる、ONEの浩平が消えた世界で何が起こっていたか、について描いているのですが、一部痛い表現もあり、賛否両論分かれるところかと。
何ていうか、まぁ自分はそこそこのれでぃなびファンですが、その自分をして、ぶっちゃけ木野田さん精神大丈夫ですか?と心配しかねない内容です。ストーリーが、ということではなく、何というか、次々と変わっていくタッチ、処理、まるで多重人格者とでも言いましょうか、おそらくは気分が乗った、乗らないによるのでしょうけど作業パートごとのクオリティがとんでもないことに、でありましてひどくアンバランスかつ、ちぐはぐな印象を受けてしまうのです。
このあたりもう少し統一感持たせてくれたら、目の覚めるような快作になっていただろうに、とひどく残念なのです。
もちろん、だからといって、作品の魅力が全く減じているかと言えばそうではありません。例えば忘れまい、としている七瀬の執念といいましょうか、そういった情念といいますか、ベクトルの向きはともかくとして、意図して描いたのかあるいはそうでないかもしれませんが、その妄執っぷりを余すところなく表現されていて、これでもかと読み手に伝わってきますし、かと思えば、甘える七瀬もこれまた可愛いものです。

七瀬は囚われていますが、木野田さんも囚われています。そして読み手も囚われています。あれからもう7年は経っているのに、ね。
憑かれたように描く。これこそはまさに、れでぃなびの専売特許です。
これはまぁ想像なんですが、色んなものを犠牲にして描かれているんじゃないか、と感じるわけでして、それゆえにファンとしては心配もするのですが、概して文学作家の例を見るまでもなく、破滅型作家というのは、えてして追い詰められれば追い詰められるほど、反比例するかのごとく、作品をものす傾向にあるから困ったものですね!一方で、作品を待つ身としては、複雑な心境なのですが!

あ、あと奥付ぐらいきちんと書きましょうよ、木野田さん(ここで言ってどうする)。


えらく長くなりました。
続いて、『KANONラプラスの闇』。
要素としては、まいバナ×ハロウィン×アリス・・・という感じでしょうか。さらっとしたお手軽コピー誌を意図しつつもそこはれでぃなび。表紙からして、木野田ワールド全開です。良くも悪くも独自の世界観を持っている作家さんですよね。個性と言い換えても、良いかもしれません。こういうタイプの作家さんは、芸風が一緒というのが短所であり、長所なのですが、飽きませんね。す茶らか本舗の大槻さんもそうですが、まさに彼(彼女)らにしか描けない作品です。そういう作家さんこそ、追う価値があり読む価値がある、と自分は愚考致します。

今回の新規開拓の超目玉。
まずは御覧じろ。
コスカだから・・・というわけではありませんが、いかにもコスカらしいメイド中心本。

内容としては、著者お気に入りのメイド喫茶をイラスト入りで紹介〜という感じでコンセプトとしてはまぁ良く言えば定番、悪く言えばありきたりなわけですが、イラストが秀逸、これに尽きます!後書きでも触れられていますが、徹底的なポーズへのこだわりが素晴らしい。実際のメイド喫茶メイドさんのポーズを参考にしました、とあって、「決まっている」ポーズが多く目に楽しい一品となっております。鉛筆書きなのですが、丁寧に描かれており、実に色気がある絵です。ドリーム入っているのは百も承知ですが、なんだかメイド喫茶に行きたくなってきそうです。
著者自身、割と地方のお店まで精力的に遠征されているようで、そういう意味でも好きな人が作った同人誌であることが十二分に伝わってくる一冊です。