作家は作品を発表してこそ

僕は対象が即売会に参加しなくなろうがサイトの更新が無なろうがずっと追っかけなくちゃ気が済まないんです。


激しく同意なので、サルベージ。
すぐ流れていってしまうから…。


そうそう新規開拓なんてあきません、というハナシ。ある種の信者による信仰告白みたいなものです。


良さげなサークルさんを見付けても、初期の頃の本が揃わなかったりするとテンションが下がってしまったりとか。これを突き詰めていくと、ひたすら初参加サークルをオチしていく、という簡単かつ膨大な手間をかけなくてはいけないので、ほぼ不可能と思われます。


サイトの更新なんか読者サービスに過ぎないんですから、なくても良いんです。1年に1回でも即売会に出てくれさえすれば、作品を発表しさえしてくれれば、それでいいんです。逆にそうでなければ、一読者としては、何かしてあげられることは皆無と言って良いでしょう。リアルなお友達じゃないんですから、連絡先も存じ上げませんし、生きているんだか死んでいるんだか、知りようもありません。願わくばまた描いて欲しいと幾ら思っても、同人作家であろうと、商業作家であろうと、作品を発表しなくなったら、悲しいことですが、死んだも同じです。そう見なさざるを得ません。


一番ショックだったのは、いつぞやの冬コミの後書きで、「さようなら」と書いてあって、初めは何を言っているのか意味が分からなかったのですが、それっきり絶筆状態です。数年して決別の言葉だったんだ、ということが分かって、あれは本当にショックだった。


いつまでもいつまでも活動再開を願ってやみません。


なんだろう、どれだけサークルに惚れ込めるか、どれくらい入れ込んでるか、ということだと思うんです。声優やバンドの追っかけとかしたことがないからよく分かりませんが、そういう感じがあるのかもしれません。そのサークルの本を追っかけた期間、通った即売会の数々。そういうもの込みなので、次に行こう、とはなかなか思えないのです。
けいおん!を馬鹿にするわけではありませんが、少なくともけいおん!終わったら死ぬ死ぬ言ってる奴と一緒にするな、と思わず興奮してしまうぐらいには自分の中で好きでしたから。


アーティストが言うところの音楽性の違い*1から、こっちから切ることはあっても、切られることには慣れていないのが買い専のさがと言いますか。誠に身勝手、我田引水、自己中な言い分と重々承知していますが、お気に入りサークルとの卒業の仕方、別れ、はそうそう経験しないこともあり、いつだって突然で、いなくなって初めて再認識するものなのです。少なくとも自分はそうでした。

*1:ついていけなくなった