思うとおりいかないのがコミケ。
喜びも悲しみも。胸のうちに去来する焦燥と期待の入り混じった独特の空気。徹夜組先頭が、熱狂をもって突入してくる一大スペクタトルは、いつ見ても壮観。
買い逃しのないコミケなどないと心得よ、という感じでしょうか。
いつの頃からか買えて当たり前と思うようになっていやしないか、それは傲慢だよ、と思います。買えた8割のサークルさんではなく、買えなかった1割のサークルさんを指差して、へこんでいるのです。世話ないですわ。今日がまさにそれです。
ちょっと取りとめもなく電話してて、つい口に出たのですが、行き始めのころは、買えば買えただけプラスでした。そもそも買い逃しという概念すらなかった。ちょっとばかし、知った口を利くようになると、買えなかった＝マイナスとして捉えて、そっちにばかり目が行くようになるのです。買えた同人誌に感謝すべきなんです。読むことが出来た幸運を喜ぶ初心忘るるべからず。
今日も明日も、同人誌を買いに行く。
