これは良エントリ

同類だと思っていたオタク同士が、モバマスやる勢やらない勢に引き裂かれる時代
http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20120226#p2


自分はモバマスやらない勢なので、身につまされるエントリです。
盛り上がっているコミュニティを遠くから眺めていると、なんとはなしに疎外感を味わうものですが、オタク同士の連帯感という共同幻想は、むかしは確かにあったかもしれないけど、今はそれを感じることは稀な気がします。コミケ有明に行っても、コスプレをしている人と買い子、企業を廻る人には、はっきりとした断絶がありますし。


ミクの日感謝祭は、絵に描いたようなオタはむしろ少数派でわりと普通(に見える)人が多かったような気がしますが、偶像(ミク)に何を見ているかは、窺い知ることは容易ではありません。


自分の見るところ、昨今は趣味の領域が完全な同心円に重なる人たちで盛り上がって、それ以外は驚くほど無知という人が増えたのではないか、と思います。というか氾濫するコンテンツを有限の時間の中で、こなそうとした結果、必然的に選択と集中が進んだのではないかと思います。アニメをこよなく愛し、商業マンガを読み、ラノベに目を通し、ミステリとSFに目を光らせ、コンシュマーゲームを嗜み、エロゲも怠りなく、毎週欠かさず同人誌即売会に通い、最新のガジェットを弄る。かつ、フィギュアも少々、TRPGは最近ご無沙汰、鉄にも明るい・・・いや、そんな人いませんて。まとめサイトが流行るのも無理はありません。


「バスに乗り遅れるな!」と流行り物に躊躇なく飛び込む勇気も必要ですが、戦線を整理する勇気が肝要でしょう。