enchantMOONとラブライバー

さる日曜にラブライブのコンサートがあって、えらい感動的だったらしい、もちろんチケットは瞬殺だったのでパシフィコで聴けたのは一部のエリートラブライバーだったのだけれど、朝から物販やらの惨状は面白おかしくネットを賑やかしていた。まぁ最近は、映画館でライブビューイングってのもあるので、まぁ行こうと思えば行けたわけだ。自分は、TVアニメが放送終了して、ひとしきり話題になった後に、録画しておいたのを一気観したクチなので、その意味では俄かである。別にスマホでゲームもしてないし。でも、3話のラストで流れたSTART:DASH!って言う曲が気に入ったくらいのライト層でございます。


読者企画の頃から、応援していたファンはパシフィコで何を想う、私は純粋に羨ましいです、それだけ夢中になれるものがある人が。
パズドラで株価縛上げとかラブライブで黒字化とか、オタクちょろいな、と言うか、話題に乗っかろうとする人の性なのか。


enchantMOONの製造はなぜ遅れているのか 、という記事を読んで、非常にエキサイティングなことをやっていて、引き込まれるし、面白いんだけれど、完成品を触らずに「期待感」「わくわく」だけで、決して安くはない金額(4万くらいだっけ?)を突っ込んで、予想通り納期遅延して、なお時期が見通せないなか、観測範囲では、ポチった人のネットの雰囲気はこの期に及んで好意的であるのに、ある意味驚く。


趣旨に賛同もするし、期待はするが、では身銭を切るかと問われれば、自分は予約しなかったわけで。そこが違う。
海のものとも山のものとも分からない段階で、自分の勘とか嗅覚のみでとりあえず突貫する、そういう蛮勇を羨望の眼差しでみるわたくし、世の中には、石橋を叩いて、なお渡らない、という言葉があってですね。


人柱は自分自身を人柱とは見做さない。何故なら彼らは幸福だから。物語性、背後のコンテクストを消費しているから。それが羨ましく妬ましい。