トラウマ

今から振り返るとやはり日銀のゼロ金利解除あたりから、何やら風向きがおかしくなり、エヌビディアが時価総額世界一となり、靴磨きフラグが立ちまくり。「this time is different」発言。今年2回目の(神田財務官最後の)為替介入、それでも7月上旬にかけて最高値更新を連発してからの、息切れ、運命の07/31の神田財務官退任及び金融政策決定会合FOMCの衝撃が冷めやらぬ中の08/02の雇用統計が止めを刺され、08/05月曜日のブラックマンデーを迎え、制御不可能な下げが演出されたわけです。

 

いろいろ逃げるポイントというか、単純に上がり過ぎでしたよね。指数は良くて7%/年なのに、20%だ、30%だとかでしたから。

 

閑話休題ブラックマンデー>世界同時株安>暴騰(火曜日)>下げ(水曜日)から一転の内田日銀副総裁の発言「~利上げはしない」を材料に再びの狂い上げ。およそ健全な値動きではありません。この値動きをみて、誰が腰を据えて長期投資をしようなんて、思えるのか?はっきり言って迷惑です。完全にパチンコ。そりゃ海外投資家は、円債を起債したりして為替ヘッジしたうえで、名目上の上げがあるから参入して、下げるなら売りますわ。

 

円キャリーの巻き戻し、アンワイドとかいろいろ言われていますが、アベノミクス、黒田日銀から脈々続いた超金融緩和策の矛盾が積み重なり不安定なところに、9月の自民党総裁選を控えた政治家の意向や世論の円安亡国論に気を取られて、軽い気持ちで利上げしてみたら、このざま。しかも、ブラックマンデー以来という値幅みて、(日銀は)完全にビビッて、当面利上げはしない、と発言する始末。そこで日和るなら、最初から利上げなんてするな、という。これでほとぼりが冷めるまで利上げは出来ず。為替が円安方向に振れたら、相も変わらず為替介入で対処するつもりなんでしょうか。

 

161→為替介入(07/11米国6月CPI発表後)→157→金融政策決定会合→141(新ブラックマンデー)→147(内田日銀副総裁発言)。

 

【今回の反省点】

・リスク許容度を再考すべき(アセットアロケーションの割合を再考)

・上がり過ぎたら予め利確するポイントを決めておくべし。(言うのは簡単だが、上昇相場で楽観的な気分のときに半分売るのすら難しいし、株価が上がりすぎとか妥当とか判断できるのか?そこから買い戻すまでに、上昇分を取り逃がし機会損失となる)

生活防衛資金とはべつに現金余力を維持して、10%以上の暴落がきたら買い出動して、リバウンド益をとる。(要再検討)

 

【良かった点】

・恐怖の中、売りもせず、買いもせず、傍観することができた。(定期積立は除く。)

・現物だけなので、最悪ゼロになるだけ(信用で買っていたらリスクは無限大。「追い証を食らうかもしれない状態で恐怖の中、正常な判断が出来るわけがない。)。

・上げも下げも全力で食らっている。・・・現時点でお金減っているんですけど。。。

 

ポートフォリオの入れ替えは、平常時か調子がいいときにしかできないからこそ、入れ替え候補をピックしておいて、1年に1回あるかないかのときに買いを入れることが出来たら最高。