月初に植田日銀総裁の事実上の利上げ予告があり、半信半疑だったものの政権側からも利上げ容認が漏れ伝わり相次いで12月の金融政策決定会合での利上げはほぼ決まりという雰囲気になってきた中、一気に1.9%を超えて、2%も窺う水準になってきました。思ったよりも早い上昇ペースです。これどうするつもりなんでしょうね。高市首相が辞任して補正予算撤回したら、元に戻りますかね、ぐらいしか思いつかないですね。
日銀がQTのさらなるペースダウンや一時停止、YCC再開、禁じ手の買いオペをする手段がまだ残っていますが、このタイミングでやればさらなる円安は必定。これまで最大の買い手であった日銀が手を引きつつある中、代わりの買い手が見つからないという需給面での厳しさ、高市内閣の積極財政による国債増発懸念が改めて意識されている。
市場が注目しているのは、次の利上げがいつになるか、ターミナルレートがどの程度になるかに焦点が移っている。12月で利上げしたとしても、やっと0.75%、2025年10月のCPI3%からはまだまだ距離がある。2026年中に1回利上げしたとして、ようやく1%。
従来は、長期金利が今ほど暴れていなかったのでせいぜい1%で打ち止めと見られていたが、到底それでは済みそうもない。本邦では毎会合連続での利上げやサプライズの50bpなどはちょっと予想しがたいこともあり、1年に1回ないし2回というペースでしか利上げできなさそうなことを踏まえると、打ち止めが強く意識され、その間、為替や長期金利の動きが懸念される。
さすがに年内2%はないと思うが、このラインを超えてくると、政府日銀から何らかの反応も予想される。