コミティア156に一般参加してきて感じた雑感など。レポのようなレポではないような。
まず感じたのは盛況だということ。コミケほど歩けないということもなく、参加者もそこまで殺気立ってないので、概ね平和な感じ。
そもそも、近年コミケは一般参加者・サークル参加者ともに、女性に選ばれない即売会になってしまったので、レヴォっぽくなってしまったように感じます。その点ティアは、比較的女性参加者が多い即売会だなと思いました。このような差異はなぜ生じたのでしょうか?その点には興味があります。コミケは赤ブーに「客」を取られたのに、コミティアはむしろ増えてる。誰かこのへんを交通整理もしくは言語化してください。
ティアは実際、季節的にも酷暑や大型連休を外した日程なので、土日休める立場の人間にとっては参加しやすいと思います。会場の手配やその他にどういう影響があるのかは門外漢なので分かりません。空いている日程がそもそもあまりないから、盆暮れになったという風に聞かされてきましたが、最近はそうでもないのでしょうか?
今回は特にお洒落な人が多くてびっくりしました(自分的体感)。まあ小綺麗な人が増えるのは望ましいことなんでしょうが、かつての日陰者の趣味がメインストリートに進出しているというか、お金になると分かったので、新規参入が相次いでいる?
趣味でやっている人、ステップアップの一環として商業進出への足掛かり、プロモーションの場として利用することはもちろん悪ではない。ルッキズムではないけれど、全体的にレベルが高くなって、「知の高速道路」の影響は凄いですね。言い換えると極端な下手くそが減ったような。読み手としては個性的なへたくそが参加しやすい即売会であってほしいと思います。コミティアとはあまり関係がありませんが、コスプレとかにも感じる、まあ美男美女のコスプレを見れば眼福ですが、なぜタダで見せてくれるのか?本当に無料と言えるのか?この辺の言語化はまだ自分でもできていないので、またそのうち。
今回は、前代表が逝去後の開催ということもあり、個人の遺徳を偲ぶコーナーがあったのですが、知人が腕章を巻いていたのでびっくりしました。知らなかったので。インナーになると利害関係者ということで公開の場では言えないことも出てくると思いますので、色々大変だなと思います。
ホルムズ海峡絡みの影響について。まだ、直接的に感じとることはできませんでした。まあでも無縁ではいられないでしょう。日販とかトーハンが事業存続の危機で、出版不況、書店の統廃合もあいかわらず顕著です。一方で、コミティアは盛況という一見矛盾しているように見える事象。
マクロ的に考えれば、日本における中間所得層の没落というのは長期的趨勢であり、その影響からは逃れられないように思えます。一方でK字経済と指摘されるように一部所得階層の購買意欲は旺盛であり、惜しみなくお金を使う分野は伸びていっています。少なくともコミティアに来れる人は暇な大学生とか、時間とお金が余っている社会人とか、まああまり貧乏人がいないんだろうなと想像されます。あとはサブカル以外に消費しない層。そもそもお金に困っている人をあまり見かける場じゃないよね。経済的に困窮していれば、趣味どころではないでしょうし。その意味ではまあ別世界と言えるかもしれません。
昔は家計における教育費は聖域と言われたものですが、昨今の聖域は推し活とか趣味領域なのかもしれません。食うや食わずの状況になったらさすがに趣味どころではないでしょうから。マズローの欲求段階説でいうところの「自己実現」は、生理的欲求、安全あってのものですから、それが満たされないと即売会は開催できない理屈です。
カタログ代だって、いつのまにか1,500円ですからね(当日会場価格)。個人的には妥当と思いますが、1,000円時代から比べれば単純計算で1.5倍ですからね。あなたのお賃金は果たして1.5倍になりましたか?同人誌の値付けもそのうち千円が標準になる日も近い。ドル建てでみれば、むしろ下落していると言えなくもない。ドルで同人誌を買ったことはまだないですが、仮にハイパーインフレ下ではドルじゃないと受け取らないサークルとか出てきそうですね。
昨今のインフレや供給制約により、そのうちお金持ちの趣味に回帰するコースは果たしてあり得るのか?それとも食費を削ってでも参加するのか?同人誌を買い続けるには経済的に自立していなければいけない。
自分でもよく分からないまま終わり。