また為替介入

07/30晩に為替介入があった模様なのでメモがてら記録。同日に高市首相による自民党役員会で消費税減税の指示を表明。財政政策と金融政策の齟齬、極まれり。神風でも吹かない限り、早晩元通りでしょうね。

 

【ロンドン=山下晃、ニューヨーク=今堀祥和】30日のニューヨーク外国為替市場で円相場が対ドルで急伸し、一時1ドル=157円80銭を付けた。政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入に動いたほか、米通貨当局が介入の前段階である「レートチェック」をしたことが市場関係者の話で分かった。日米が連携して円安の抑制に動いたことになる。

 

[東京 31日 ロイター] - 片山さつ​き財務相‌は31日、前日海外市​場の​円急騰で為替介入⁠が観​測されて​いることについて問わ​れ、「そ​の点について‌はお⁠答えできない」と述べ​た。​その⁠上で「常に緊​張感を持​って⁠対応している」⁠と​話し​た。
財務省で記者団​に語った。

 

財務省の三村淳・財務官は31日、円の急騰を受けて財務省内で記者団の取材に応じた。為替介入について「ノーコメント」としたうえで、「米当局からは単なる精神的支援を超える支援を得ていると認識している」と話した。

 

 

163円後半→157→160→159→157円40銭

 

追撃為替介入

 

[31日 ロイター] - 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は、事情に詳しい関係者の話として、米財務省が31日に円相場に介入し、円を​直接買い入れることで円を下支えしたと報じた。円が約40年ぶり‌安値近辺で低迷する中、米政府が日本とともに円を支えるために介入するのは10年余りぶりとなる。
FTによると、ニューヨーク連銀がゴールドマン・サックス(GS.N)、新しいタブで開きますおよびモルガン・​スタンレー(MS.N)、新しいタブで開きますを通じ、財務省に代わってユーロを売却し円を購入した。​購入した円の金額は示されていない。
報道が事実であれば、⁠米財務省が円を直接支えるのは2011年以来となる。この時は東日本大​震災後に主要7カ国(G7)諸国と協調して介入した。
財務省は31日朝、複数の銀行に対して31日に円相​場に介入する可能性があるとして「今後の措置に備える」よう通知した。情報筋がロイターに明らかにした。 もっと見る
メリーランド州キャンプデービッドで開かれた閣議中に撮影さ​れたベセント米財務長官のメモ帳を写したロイターの写真からは、同氏​が50億─100億ドル相当の日本円購入を検討していたことが判明した。 もっと見る
閣議が公式取材に開放されて‌いた⁠時間帯にベセント氏の肩越しに撮影された写真のメモ帳には、アンダーラインを引いた「To Do」の文字と、その下に「Buy Japanese Yen (JPY) $5-10 bil.(日本円を購入、50億─100億ドル)」と書かれていた。
財務省は、FTの報道やベセント氏のメモについてのコメント要請に直ちには応じな​かった。ニューヨーク​連銀とモルガ⁠ン・スタンレーからも業務時間外のためコメントを得ることができなかった。ゴールドマン・サックスはコメン​トを控えた。
財務省による介入観測が伝わったことで、31日の​円は今週付⁠けた40年ぶり近い安値から上昇し、特に午後遅くの取引で目立った動きとなった。LSEGのデータによると、ドルは米東部時間午後4時14分(2014GMT、日本時間1日午前5時14分)ごろの約158.9円から、⁠午後5時(2100GMT、日​本時間1日午前6時)直前には157.6円付近へと約0.8%下落した。

 

【追記】2026/08/01

3営業日以内なら1回の介入とみなすっていう謎ルールなんなんですかね?

それはそうと、なぜこのタイミングだったのか?ですが、仮説としては以下。

1)165円阻止説

2)消費税減税ショックと言われたくなかった(長期金利の骨太ショックがトラウマになっている説

3)日銀会合終了後に164円突破されたくなかった

4)概算要求を控えて赤字国債増発に備えて、水準を下げておきたかった

5)7月のFRBの会合を利上げ見送りだったので、機会を捉えた(逆に言うと9-10月くらいの利上げの可能性が高い

6)米国と何らかの裏取引、妥協が成立した可能性

・日銀年内利上げ確約or容認or前倒し

・対米投資

・対米投資のドル調達支援

・米国債の追加購入

 

なんにせよ、GWにやって3か月持たずに再度の介入に追い込まれていること自体、崖っぷち感が漂いますよね。

 

 

勝利の戦車

「歴史の女神は死骸の山を越えて勝利の戦車を引いていく」(エンゲルス)

 

労働だけで家を買うことはおろか、日々の生活費もままならなくなると、一発逆転を夢見て過剰なレバレッジをかけて、ギャンブル投資をするのが合理的な行動なんだとか、ホント?

 

韓国のレバレッジ戦士とか、どういうリスクリワード感覚なのか知らんけど、凡人が浮き上がる手段が一か八かしかないというのは、あまりにも。こつこつに代わるショートカットや高速道路足りえるのか。果たしてお釈迦様の蜘蛛の糸なのか、蝗が群がりすぎると、真っ逆さまに落ちていく有り様、全く笑えない。

 

SNSに溢れる豪勢な暮らし、羽振りの良い人が際限なく流れてきて目に毒。キオクシアはひと相場終わった感がありますが、無事お金を持ち帰った人はおめでとう、一方そうでない人の差は。10万越えがからの半値まで1か月かそこらですから、信じられないスピード。生き馬の目を抜く何とやら。まあ確かにバスに乗り遅れるというかFOMO味ありました。悪魔の囁きか、はたまた天上の調べか*1

 

利確の大切が身に染みますが、ほどほどの利益で売って利益確定出来れば苦労はないわけで。凡人はインデックスでまあまあのパフォーマンスで満足するのが関の山、御の字と達観するのが身の程なのか。

 

「今回は違う」「自分は他人とは違う」不思議なことに慢心や過信を、市場は的確に罰してくる。イチ銘柄全ツッパとか有り得ないロット量、信用取引、破滅への掛け算に他ならない。引くに引けない全力投資はしてはいけない。この教訓が生かされる日は来るのだろうか。

 

 

歴史はあらゆる女神の中でも恐らく最も残忍な女神であろう。戦争と限らず、『平和』な経済的発展においても、この女神は死骸の山を越えて勝利の戦車を引いて行く。

 

*1:天上は天井に通じる、あな恐ろしや

インパール作戦まっしぐら

特別国会閉会日翌日、某国営放送で垂れ流されていた大本営発表もとい、首相記者会見をチラ見。責任ある積極財政のくだりヤバ過ぎだろ。インパール作戦に反対して独断撤退をした佐藤師団長に思いを致す。一か八かに国運を賭ける危うさ。たらればミッドウェー。責任なき積極財政の聞き間違えじゃないのか。天は我を見放したじゃないんだよ。馬鹿な大将、敵より恐い。

 

「世界を支配しているのは『運命(偶然)』ではない。……それぞれの国家には、それを隆盛させ、維持し、あるいは没落させる**一般的原因(諸要因)**が存在する。あらゆる偶発事象(個別のできごと)はこの原因に従うのである。

したがって、あるたった一度の戦いの敗北という**『個別的原因』によって国家が破滅したのだとすれば、そこには『ただ一度の戦闘でその国家が破滅しなければならない一般的原因』**がもともと存在していたのである。 一言で言えば、全体の大まかな流れ(主たる動向)が、あらゆる個別の出来事を引きずっていくのだ。」

—— モンテスキュー『ローマ人盛衰原因論』第18章より Gemini調べ

 

偶発的要素を完全に否定するものではないけど、大きな流れ、時勢を掴み、時流に乗りたいものです。すなわち、残念ながら日本が先進国から転がり落ちる下り坂の真っ最中にあるのではないか?ということを念頭において行動しないと大やけどを負うことになりそうです。

匍匐前進でドル円が163円に到達

最近の話題

・ドル円163円

・トップオブリリー

・お疲れ様本

・地獄のミサワ

 

日付が変わるか変わらないかぐらいのタイミングで一瞬163円突破。朝起きたら果たしてどうなっているのか?自分は前から言っていますが、後から振り返れば今でも円高局面だと思います。毎年10円ずつ円安に振れれば2030年にはドル円200円も夢ではないですね。現実は、連続的変化だけでなく、ある閾値を超えるといきなり5円や10円ぶっ飛ぶこともあるから十分あり得るように思えます。今からでも目をつぶってドル転するか、160円でドルを買うのが辛い人は適当にオルカンでも買って円建て資産比率を下げていった方が勝率は高いように思われます。明日の朝に片山の断固が早く聞きたいわー。最近は「果断」に変えたらしいですね。米軍が10日連続イラン攻撃中でドル高局面&米債利回り高騰している今、為替介入してもあんまり効果なさそう。しかも、月末の金融政策決定会合も早々にstayのリークきてたし、総裁会見で一段の円安も見込める。ドルが紙屑になるからドルを買えない、まあこれは一理あるけどそれ以上に、円が減価するスピードの方が早いから、円安が進む説。その間にも、ゼロ金利時代に借りた国債の借り換えは毎年毎年進んでいき、新発と借り換え債合わせて180兆円に長期金利2.6~2.9%の利払い負担が生じていく。今のところ、税収は過去最高を更新し続けているが(インフレなので当たり前)、税収はインフレに応じて増えるが利払い費の増加はまだそれほどでもないボーナス期とでも言うべき期間だからである。いずれ長期債や超長期債の発行を少なくするなどの小手先の対応では済まなくなる。そのうち概算要求のたびに利払い費が過去最高を更新!というニュースが風物詩になるのは予言でもなんでもなく、ほぼ確定された未来である。

 

令和8年度国債発行計画 : 財務省

 

キュアエクレールの正体で大盛り上がり

 

公式のプロデューサー?からの告知っていうのがまずあかんよね。まあ流石に企業スペース取ってそこで売れ案件だと思います。企業も同然なのにスペース代2スペしか払わないっていうのがもうね。あまり興味がないからどうでもいいですが、あの配置ということは申し込み段階で準備会もこれ混むぞと認識しているわけで、初参加なのにどういう経路で察知しているのか謎。情報通の人がこっそり配置担当者にゴニョゴニョしているのでしょうか。法人でしか刷れない大日本印刷とか(真偽不明)、スタッフへの臨時ボーナス代わりの利益分配(真偽不明)とか、お疲れ様本作りたいだけなら、特装版ブルーレイの特典にでもすればいいのに、といつも思います。まあ小遣い稼ぎ的な側面は否定できない癖に、88P1冊3,000円で、3,000冊以上(大量搬入)発注で初参加サークルのすることじゃないw。その印刷代、誰が立て替えているんですかと聞きたい。まあそれはどうでもいいですけど、自分で決めた二次創作ガイドライン(残部のみ委託可能/2026年12月まで、それ以降は未定)をどうクリアしていくか、しばらくは目が離せません。

 

某総理大臣から「二時間しか寝てないからつれーわ」ツイートを見て、地獄のミサワじゃんと連想する人多数。地獄のミサワは本当汎用性が高いですね。ドル円163円にも通じますが、石破さんのときはまぁまあ持ちこたえていたのに、総理大臣変わってこれですからね。自分は、ドル建て資産でそこそこヘッジしているからまあという感じですが、政治家や公務員は賄賂はともかくとして、公務で何しようと基本免責ですからね。後世の歴史の審判待ちしかありません。今のところ、無能な働き者説が濃厚ですね。何もなければ、次回の国政選挙は参議院が2028年7月頃なのであと2年、衆議院議員任期満了が2030年2月とまだまだ。自民党総裁の任期も3年だから、本人から辞任しない限りまだまだ続きそう。その頃にはドル円いったい幾らになっているか、楽しみです。ついでに言うと、トランプの任期もまだあと2年も残っているからね。中間選挙終わったら勝ち負け関係なく無敵モード突入でより一層の利益誘導とレガシーづくりに奔走しそう。

 

絵描きとか神絵師の小遣い稼ぎもドル円163円だと1万円でも60ドルぽっちだから、NYのちょっとしたレストランの昼食代にもならないから、ドル建てで表示すべきですね。100ドルなにそれ安い!みたいな。そこそこ知名度ある人ならその方が稼げそう。某金米糖工房とか今ではすっかり色紙サークルになり果ててしまっていますが、一定のファン層がある人は切り売りorマネタイズが出来て、その転身ぶりには素直に感心します。海の向こうはそもそもコミッション文化なので、日本人の購買力の右肩下がりぶりを鑑みると積極的に台湾のFFとかに参戦して日本人以外のファン層を開拓していったらなお良いと思います。インフレ円安到来で、芸は身を助けるだから意外とアニメーターとかの方が、そこらの公務員よりも高給取りになる未来もあるのかも。実際、お疲れさま本も海外勢なら転売価格であろうとも100ドルくらいなら平気で出しそうだし。大王の原画は150,000-200,000円くらいだったけど、ドル換算で1,200ドルだとなんか安く見えてきませんかね?自分だけ?ワンチャン、海外の物語ファンとかに1万ドルって吹っ掛けても、買ってくれないかなとか。

 

 

【おまけ】

MSCIが決算ミスで11%くらい下げていて悲しいがZTSの▲25%見た後だと何ともないな!株つれー

 

長期金利が2.81%に到達

2026/07/03、長期金利が2.81%に到達(その後、買戻しで2.78%付近に後退)。30年ぶりらしい。ドル円は、謎の急落*1で162→161円台に押し戻されましたが、2.6%くらいで落ち着いていた長期金利が緊迫化。為替も長期金利も目が離せない。

 

とりあえず、財務省が設定した26年度予算の想定金利を3.0%(25年度は2.0%)はさっさと追い越して欲しいですね。そうすれば緊張感が出てきてバラまけなくなる筈。令和9年度(27年度)予算の想定金利はいくらに設定するんでしょうかね。想定金利が市場金利を下回ったら赤っ恥なので、さすがに市場金利より低く設定は出来ないでしょう。

 

概算要求に合わせてとなると例年お盆明け~8月末までには暫定で決まるらしい。3.5~4.0%くらいでいくのかな?鉛筆舐め舐めの世界過ぎる。財務省の事務次官とか局長、財務官とかが出席した会議でこれでいきましょうとかやってるのかな?財務省が考える最悪の数字だから、変に高すぎるとターゲットになりかねないから大変よね。ちな、2024年12月の段階で日銀の試算の前提では下記。

 

市場金利が織り込む金利見通しに加え、(a)短期金利は、今後数年程度をかけて1.0%~2.0%となり、(b)その際の長短スプレッドは、+0.25%P~+0.75%P となると仮定した場合の試算値のレンジ

 

短期金利の上限は2.0%、10年金利の上乗せは0.75%、すなわち2.75%を上限とするよ、という甘ちゃん設定だったのですが、これを突き抜けてきたというわけですね。「先行き10年程度」の期間の前提条件が崩れたんで、ぜひ日銀におかれては、現在の政策金利と長短スプレッドで先行き10年の試算を再度、計算して欲しいです、というか、国会の予算委員会で日銀総裁か財務大臣に質問すればいいだけなんだよね。

 

・令和9年度予算 ・・・どうせ過去最大を更新

・赤字国債発行規模

・ガソリン補助 ・・・いつまで。補正の予備費使い切ったらどうなるの?

・電気ガス代補助・・・いつまで 

・消費税減税  ・・・さすがに2027年4月からやるなら秋口には決まっていないとヤバない?

 

7月末の日銀の金融政策決定会合で、まあ据え置きは据え置きなんだろうけど展望レポートと減額計画次第では波乱があるんでしょうか。

 

 

 

 

【日本銀行の財務と先行きの試算】2024年12月公表

rev24j15.pdf

*1:月末の外国為替平衡操作の有無で答え合わせ、介入orレートチェックorアルゴetc