みんなで復唱しましょう、サンハイ。百篇唱えて、机の前に印刷して張っておきたい警句ですね。
「マーケットはいつも正しい」。人によっては異論があるかもしれないと思うが、自分は株式市場に全財産の過半以上を晒すというギャン中毒まがいのことを数年来続けた結果「マーケットはいつも正しい」と思うようになった。2026/05/09現在、日経平均は63,895円である。市場がそのときにそう思ったプライスが63,895円という価格なのである。翌営業日には、手のひら返しがくるかもしれないし、このまま狂い上げを続けるのかもしれない。繰り返しになるが、市場参加者の集合知が付けたプライスはいかに承服しがたいものであろうとリスペクトすべきだし、受け入れるしかない。そこに投資も投機もない。それら全て包摂して、森羅万象の結果、下された天の託宣とでも言うべきものなのである。
2026/05/09にMU(マイクロン)は15.52%上昇した。その前日、ZTS(ゾエティス*1)は、決算発表が失望され▲21.50%下げた。その翌日にさらに▲5.13%下げた。わずか2日で1/4もの価値(時価総額)が失われた。どちらの企業も現代社会に欠くべからざる製品を提供しているにもかかわらず、市場の評価とはかくも極端で徹底的なのである。
もちろん、間違っていると思うのならば、MUを空売りしても良いし、ZTSを黙って買えばいいだけである。数日後なのか数年後なのか果たしてマーケットが間違いに気づけば自然とあなたは大金持ちになっているだろう。
翻って2026年のGW中に行われた政府日銀による為替介入は天に向かって唾を吐く行為であった。変動相場制を受け入れているのだからボラリティ(価格変動性)は甘受するしかない筈である。それを人智を以て歪める行為は、禍根を残すと思うし、後日より大きな変動をもたらす遠因となり得ると思う。そもそも円売りドル買い介入ならともかく、ドル売り円買い介入など、恥以外のなにものでもない。これ以上の円安が受け入れられないのなら、素直に政策転換をして金利を上げるか、変動相場制を放棄して固定相場制に回帰すればいいのである。金利は上げたくない、為替が安いのも困る、というのは子供の駄々と同じである。国際金融のトリレンマ*2である。秀才揃いの財務官僚は百も承知であろうが、日本はいずれこの正論と向き合わなければいけないときが刻々と近付いているように思える。
自国通貨安、長期金利の上昇、株式市場や不動産の異常とも思える活況。日本はまだインフレ局面に片足を突っ込んだだけで、この物価高である。加えてホルムズ海峡封鎖により、原油の供給が阻害され、国家存亡の危機一歩手前にある。
「1919年12月15日、アイゼンメンガー夫人は日記に次のように書いた。チューリヒ市場でのクローネの下落傾向は変わらないが、「わたしが買った工業株は、不可解なほど値上がりしている。不安を覚えるほどだ。」・・・これから起こることの前兆だった」
余談だが、自分は有馬記念に単勝100万円を突っ込むことは出来ないと思う。でも、S&P500に×××円を突っ込むことはできる。だからパチンコや競馬でアドレナリンを全開にしている人を見て、ある種の羨ましさを感じる。オグリキャップもマイクロンも自分の中ではそう変わらない。君の愛馬が!

