コミケ69 1日目購入本簡単レビュー

fr-君に託されて特攻です。西の開場前列の作り方がよく分からず、とりあえず外に出ないとしょうがないなぁーと思ってシャッター列に並ぼうとするも、スターフさんによくよく聞いてみると、ここはハートワーク専用列ですよ、との言を信じ回避。で、スペース前をうろうろしてたら、丁度専用列が作られたので渡りに舟とばかりに並ぶ。余談ですが隣のワルワルも同じくらいに列を作っていました。

で、内容ですが。作戦会議鍋のときに『ワンダと巨像』のオープニングとファーストステージを見せて貰っていなかったら、ちんぷんかんぷんになっていたかも。

  • bolze.(rit)『7、8 and 9』(アイマス本)、『佐藤さんと山田くん その3』(オリジナル)、『風華名画座以下略』(いつもの)

雪ちゃんのおこぼれにあずかり無事ゲット。今回は3冊です。さすがは専業同人?
それはそうと今回発刊された3冊のラインナップを見るとbolze.のサークルとしての運営方針と言うか、考え方が分かって面白いと言いますか。耳タコな人は以下スルーして下さい。bolze.は必ずと言っていいほど、その時々の旬なネタ、ジャンルを取り込んできます。それはおそらく飽きられない為でしょうし、間口を広く取って新規顧客の気を引こうとしているのでしょう。今回で言えばそれがアイマスなわけで、作家さんなりの良く言えばサービスであり、悪く言えば媚です、妥協です。逆に言えば『佐藤さん』などは言わばライフワークとでも言うべきシリーズ物なわけで、その思い入れなどを含めて明らかに一線を画すものです。最後のいつもの折本は、bolze.ならではのものなので特に論評はしませんが。まぁ自分はアイマスが流行っているらしいぐらいの認識しかない人間ですし、作家さんが本当にのめり込んでいるかどうか確かめる術など無いので、全ては推測に過ぎないのですが、こういうのは嫌いではありません。
作家性と商業主義あるいはエンターテイナーとの両立とはなかなか難しいものです。にも関わらず、bolze.が専業同人という極めて特異な立ち位置にありながら(通常の大手と言えば商業誌に連載を持っているとかソフトハウスのゲンガーなどのように相場は決まっている)(身も蓋もありませんが)同人男性向けエロというジャンルで、長年に渡り頂点もしくはその近辺に位置し続けているという事実は、驚愕に値することです。まぁその一端として、メジャーはメジャーなりの不断の努力というか、流行りを取り込み、風に乗るというしたたかな姿勢が感じられて、あのポジションを維持していくのも大変なのだな、と思うのでした。
余談ですが、このへんのハナシは赤松先生にも通じるものがあるような。ただし、より露骨であるし、あまり作家性などは感じられないのですが。

折角なので>?購入。ゾイドは良く分からないし(あの珍妙なエンディングはやはり鍋徹夜明けにちょい見た)、東鳩2の方も正直やっつけとしか。作者とかれんのトーク(脳内)が相変わらずちょろっと読めます

  • FLAT & SLIT RACING (66−夢王)『有明ミッドナイト vol.1』(湾岸本)

いつものようにワルワルと合体。正直、ワルワルはあまり眼中なく(当たり外れの大きいサークルだし、いつも珍妙な、完全に趣味に走った本を出すから)完全に湾岸本狙いです。

フェチ本。有馬啓太郎がライフワークのネコミミを(作中に出てくるのは狐ですが)、那須鷹富士がいんくを描いてました。

  • 90分15,000円(宇奈無英雄)『ヨネザワヨシヒロによろしく 総集編1』『ホール長島耕作の・・・』他たくさん

単一サークルとしては今回のコミケで最もお金を使ったサークルさんです。結構がっつり既刊を買ったら結構な金額になってしまいました。