郵政民営化についてのエトセトラ

物騒な発言です。てっきり私は、郵政民営化法案はなんだかんだと言いつつも、通るものだと思っていましたが、各種報道を見る限り、どうも否決される公算が強まっているということなので、思うところを書いてみたいと思います。

いま選挙をすることは得策でないということは分かりつつもそれでも反対する、反対せざるを得ないというところに、利権の存在を否応無く感じさせます。例えば、これですが、まさに何これっていう感じです。コンビニじゃねえんだぞ、と毒づきたくもなります。

そこで冒頭の発言ですが、解散総選挙になった場合、小泉首相が勝つ公算というのはかなり高いと思います。計算して言っているのか、本音と見るべきなのか。だいたい、なぜ民主党をはじめ、野党は本法案に反対なのか?不勉強のなせる技か、いま一つ分かりません。

小泉首相が自らの政治生命を賭けて、郵政公社民営化に執念を燃やす。是非はともかくとして、(選挙民に対して)非常に分かりやすいことは間違いなく、意外と勝ってしまうんではないか、と思います。識者は郵政よりも大切な課題があるとか、不充分な法案だとか政治的空白を作るべきではないなどとしたり顔で言いますが、小泉首相の郵政に賭ける執念は久しく見ることのなかった「政治家としての信念」らしさの片鱗を感じます。大切なのは「する」ことです、思うことではありません。

納税者としては、消費税増税がほぼ不可避な財政状況の中、大蔵省(注:財務省)あたりは小泉が退陣するのを今か今かと手ぐすねひいて待っていることでしょう。*1むしろ、来年9月まで待たなくても良くなりそうだ、と心中で快哉を叫んでいるかもしれません、と揶揄したくなるのですが、特定郵便局長だとかそういう甘い汁を吸っている人とかはともかくとそて、一般国民にとって郵便局が国営であり続けなくてはいけない理由などこれっぽっちも見出せません。

本件に関しては、本サイトは断固として小泉首相を支持するものです。明日の採決を黙して見守りたいと思います。

*1:在任期間中の消費税アップはしないと公約している