というわけで、遂にS&P500が、レコードハイを更新する瞬間がやってきました。
19日のニューヨーク株式市場はAI関連の需要を背景とした企業業績の先行きへの期待から買い注文が増え、ダウ平均株価は400ドル近く値上がりし、史上最高値を更新しました。
19日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて395ドル19セント高い、3万7863ドル80セントと史上最高値を更新しました。
18日に台湾の受託生産で世界最大手のTSMCが、ことしはAI関連の強い需要などによって業績が回復するとの見通しを示したことを受けて市場では半導体関連を中心に企業業績の先行きへの期待が広がっていて、買い注文が増えました。
この日、発表された、アメリカの消費者の景気の見方についてミシガン大学が調査した指数が市場予想を上回ったことも株価の上昇につながりました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も1.7%の大幅な上昇となったほか、主要な500社の株価で算出する「S&P500」の株価指数も終値で4800を超え、およそ2年ぶりに史上最高値を更新しました。
NYダウ 37,863.80ドル (+395.20)
S&P500 4,839.81ポイント (+58.87)
NASDAQ 15,310.97ポイント(+255.37)
ドル円:148.135円(2024/01/20土曜日朝)
年初こそ軟調だったものの、つなぎ予算(何回目?)の可決、署名に合わせて政府機関閉鎖が遠のき不透明感が解消&TSMCの楽観的な来期見通しから半導体関連の先行きに対する明るさを好感する動きが引き続き見られ、ダウから遅れること約1か月で2年越しにS&P500がやっとこさの最高値更新です。S&P500に投資している人は全員にっこりですね。
2024年からの新NISAでは、オルカンが大人気のようですが、靴磨き少年フラグかと思いきや、今のところ年初一括勢のストロングスタイルがワークしているわけですが、おりしも日本株の方も、日経平均36,000円をつけ、連日のバブル崩壊後の最高値更新を連発し、悲願の38,000円を窺う勢いとなっています。
NHKのニュースなんかを見ていても、株価やらNISAやら為替の動きを取り上げる機会が多くなったように感じます。為替も年初140円前半だったのに、いつの間にか148円ですし、円預金だけだった「普通の人」も、お尻に火がついて山が動くのでしょうか。日経が3万から3万6千円になりましたいうても、名目では凄い上昇ですが、ドル建てで見たら、と思います。なんか凄いお金持ちになったように錯覚するのですが、1万円の価値が著しく減価しているのは間違いなく、
来週から決算発表も本格化してきます。特に注目しているのはMSFTです。相当良い数字を織り込んでいると思われるので、それを上回ってくることができるのか?も大事ですが、それ以上に今後の見通しや、copilotがどれくらい収益に貢献しているのか・貢献するのか次第で、大きく動くものと思われます。とは言っても、できることは何もないので、じっとホールドして成長の果実のお裾分けに預かりたいと思う次第です。
さしあたり、3月のスーパーチューズデー~11月のアメリカ大統領選挙が今年最大のイベントです。現職のバイデン大統領vsトランプの再現が濃厚ですが、結果については全く予想が付きません。右肩上がりが理想ですが、紆余曲折ありながらも、最後の最後は、良い結果になることを期待しています。