C83の中から




サークル:「DELI-TRE」の沙田さんが放つ渾身の物語『MOON RIVER 永啼鳥 傍篇2(完結)』でございます。断言しますと、私の知る限り、C83最高の慧音本であると言えます。もう掛け値なしに素晴らしい。



発刊順に並べると以下の通り。


永啼鳥・前篇 C78
永啼鳥・後篇 例大祭(第8回)
MOON RIVER 永啼鳥 傍篇 C82
MOON RIVER 永啼鳥 傍篇2(完結) C83


で、読み返してみる。






私は、西洋絵画美術史とか全くの門外漢ですが(大学の後輩でそういえばそんなことばっかりやっていたやつがいた)、そういうのに言わせれば、人物の配置、色彩、月これらが全て、これから起こることを暗示しているのだよっ、何だってー以下略は、ともかくとして、表紙から連想される、それ以上のものが展開されます。




私は、創作作家としての沙田さんの活動のフォローはあまりしていないにわかですが(流人の島は買いました)、創作での活動のみ知っているという人にこそ、逆に読んで欲しいと思います。特にBITWEEN読んだんだけど他に読むものある?(失礼)みたいな人は、手を出してみては(逆に私はあまりBITWEENは好みではない)。