『空の境界 未来福音』 

最近読み終わったけどコメント付ける時間が無かったものを順番に列挙していきます。まずは、『空の境界』。1,800円も出したのにしっかりと『第二刷』とばっちり明記。まぁいいんだ、読めれば。


なんつーか、同人オタの基礎教養?たる『月姫PLUS-DISC』を既に読んでいる人間的には懐かしすぎる?展開。思いっきりネタバレですが、まんま『幻視同盟』です。瀬尾可愛いよ瀬尾、と言うか晶の方も造り酒屋の娘だったけか。


Wikipedia見つつ思ったんだけど、こんとき既に『俯瞰風景』とか再録してたんだったけな。竹箒かなんかのHPでも読めたような気もするけど。

犬山小六『レヴィアタンの恋人』4巻

箸休め。ユーキのオリジナル・ソングとか(作詞作曲:斉藤さん)、だだをこねる美歌子とかまぁ見所はそれなりにあります。日向が完全な引き立て役なのは、さておいて、キーワードらしき30年前の誓いとやらがユーキの口から語られたので、あとはそこに向かってどのように収束させるかでしょう。あと、1〜2巻かな。


そして、このイラストはなんだと小一時間。美歌子が全然永遠の少女じゃないやん(まぁそれ以前の問題なのだが)。イラストレーターは、顔を洗って出直してくるべき。

『ゼロの使い魔』15巻

何も考えずに手にとって、レジ持ってったら、1,000円とか言われたんでなんじゃそりゃと思ったら、DVD付き特装版とやらでした。紛らわしい真似すんなボケというわけですが、これは気が付かなかった自分が悪かったです。また一つ勉強になりました。


で、内容ですが、今回は大いに進展しておりました。
相変わらず、タバサは優遇されております。

売春窟に生まれついて→未来を写した子どもたち雑感

ちょい前にはてなのホットエントリで目に付いたので件の記事を読んで思うところがあったので、ちょっと。
自分は、映画は詳しくありませんが、実にこう、伝わってくる熱い文章です。文章というのに語弊があるとするならば檄文と言うかアジと言うか、まぁ原文を読んで頂くのが一番手っ取り早いでしょう。


で、まぁ自分が受け取ると「映画」と言うところを、様々なコンテンツ産業に置き換えてどうも考えてしまうわけです。なんかもやもやとしていた、感じていたことをうまくテキストに落としてくれたような印象を受けました。100%ではないにしろ、70%くらいは代弁してくれたような心持ちになったものです。町山氏はむろん、映画のみを念頭においたわけですが、普遍的な内容を含むからこそ、反響も大きかったのでしょう。


で、挑発的な、止せばいいのに、的なことを書こうと思っていたのですが、時間もきたので、続きはまた後ほど。

もうひとつ。

『未来を写した子どもたち』とは直接、何も関係ないけどさ、思いついたからさ、書かせてくれ。


ネットで同人ブロガーとか同人誌評論家とか称してる連中には、ただ買ってきた同人誌のリスト並べて、ちまちました感想文すら書かない奴が多すぎる。



同人ブロガーとか評論家といいながら、イベント行ってきて買えただの買えなかっただの、時限がどうしたこうしたとか、ペナが何時だったかとか、印象批評ばかり垂れ流して、自分で資料を調べようともしないし、過去の関連作品を探して観ようともしない、作り手に直接会って質問しようともしない、製作や編集の現場は経験したこともない、コマ割りの仕組みも知らない、シナリオやコンテも勉強したことがない、アニメは観るが、歴史や政治や経済のことはこれっぽちも知らないお気楽ライターが山ほどいる。


「評論」家といっても、資料の読み込みと調査と考察と仮説と検証と独自の結論が必要な「論文」など一回も書いたこともなく、一生に一度も後世にも読み継がれるテキストを著すこともなく、自分のWebや同人板にクズみたいな感想をちまちま書き散らして、ちっぽけな自尊心を満足させて、誰にも惜しまれず、誰にも影響を与えることなく死んでいく。



 

その人生に意味はあるのか?

何のために生まれてきたんだ?

ただの独りよがりのオナニーじゃないのか




そもそも現在の同人ブロガーは、同人作家や、スタッフ・主催と違い、競争と無縁の存在だ。


アクセス数によって淘汰される対象にならない。


読者を持っていなくても、果てしない自己満足だけで完結しているサイトなのだ。


現在、書き手の名前で読者を呼べる同人評論家、読者に同人誌を買わせることができる同人評論家などほとんど皆無だ。そして、その逆は真だ!一般参加者は、サークルや書き手によって同人イベントに行くか否か、買うかどうかを決める。


ほとんどの一般参加者は同人ブロガーのことなんざ、これっぽちも意識しちゃいない。その質なんか誰も問題にしない。人気があろうがなかろうが問題にならない。早い話、有名ニュースサイトとのつながりさえあればアクセスは増える。


批評はするけど、その批評は誰にも批評されない。何を書いたところで、反応は身内とか、せいぜい弱小サークルの作家から「扱ってくれてありがとうございます」と挨拶される程度。誰も動かせない、誰も感動させられない。



のれんに腕押し、ぬかに釘!



そんな、手ごたえのない仕事、いくらやってても空しくないか?



だったら、今すぐ、意味のない同人イベント通いを止めろ!



基礎も出来ていないのにいくら数買ったって意味ないんだ。



過去の大事な作品を観て、それについて考えてから、それについて書かれた文献を読んで自分の同人を観る目を切磋琢磨しろ。



誰でも最初は、独りよがりな解釈をしたりするものなのだが、優れた批評や作り手自身の言葉とつきあわせて自分の批評を添削するうちに、だんだんと同人誌の見方・買い方が上達していくものだ。



それから、誰にもマネできない独自のテーマ、独自の視点、独自のタッチを確立しなければならない。単に文体でなく、中身のオリジナリティだ。レトリックなんてクソの役にも立ちゃしないのだ!それを真剣にやってたら、虎の穴の委託同人誌やら委託通販なんかポチしてる暇はないはずだ。ゲンガーのクソみたいなイラスト集とか、価値も分からないくせに、ガラスケースの中の同人誌を有り難がるのは、恥ずかしいから止めろ。何もわからない人間がいくら一人で考えたって、感想以上のものは絶対に出てこないんだ。そんな感想にテキストとしての価値があるか?だって、感想なんかガキだって持てるんだぜ!



そして、壁では読めない同人誌を探すんだ。宝を探してみんなに教えることが、同人ブロガーの最も基本的な存在意義なんだから。与えられた同人誌だけ買っているんじゃねえよ。ブロイラーじゃないんだから、自分で同人誌を、お気に入りの作家を見つけ出せよ!





・・・書いといて何なんですが、あまり真に受けないで下さいね。