竹宮ゆゆこ『とらドラ!』

溜まりに溜まった備忘録とか、同人レビューの構想を練るはずだったのだけれども、うつらうつらしていたら、あっという間に過ぎてしまいました。

そんな中、かろうじて読んだのが、標題の『とらドラ!*1であります。まぁなんちゅーか、鉄板なわけで、読む前から面白いぞオーラが出ているわけでありますが、あにはからんや、楽しい作品でありました。手乗りタイガーということで、エロゲオタ的には、どうしても某冬木の虎こと藤村先生を連想してしまうのですが、まぁそれは置いておくにしても、不機嫌な彼女と北村くんをくっ付けようと画策しているうちに、微妙に風向きが変わっていく…ところなど、どこかで見たような話と言えないこともないのでしょうが、その王道パターンを見事使いこなして読者を悶えさせるところなど、作者の非凡な力量の賜物でしょう。一応続くらしいので、期待して待ちたいと思います

*1:追記:どうでも良いことですけど、『とらドラ』って「虎」と「ドラゴン」すなわち「ドラ」であって、竜虎相撃つで、『とらドラ』なんですね。唐突に気付いた。