張間ミカ『楽園まで』(徳間書店)

トクマ・ノベルズEdge新人賞受賞作。
表紙と舞台立てに惹かれて読んでみたのですが、まだまだこれから・・・というところでしょうか。


雪が降り続ける中世的停滞をしている世界が舞台なのですが、設定を生かしきれていないなぁと思いました。もっと面白くなりそうなのですが、焦点はハルカを通して描く救済の物語に収束するのであえて描かなかったのでしょうけど、そのことが厚みが足りないように感じられてしまうのです。


気になったのでイラストレーター(友風子)をググったら、コミティアなどにも参加されているようです。どことなく『春期限定いちごタルト事件』の片山若子さんを連想させる作風です。片山さんのサイトを久しぶりに見たら、いつのまにか続きが出ていたようです。

「2ガス栗」から2年半・・・。ついに、ついに待望の「3ガス栗」発刊です!

コミテイアに行く元気はあまりないので、池袋のジュンク堂あたりで取り扱っているかなぁ・・・。


参考サイト:恵文社バンビオ店


同人誌のTopを貼りましたが、そっち系のイラスト同人誌の取り扱いが豊富ですね。
そっち系とは、私の認識では紹介されていた中で自分が認知している数少ない作家さんで言うと村田蓮爾とか白亜右月とかミギ ーとかまぁそのへん。全然違うよ、と言われそうですが。にしても、このラインナップで何故か扱っている天広直人の浮きっぷりは異常。客層が違うだろ、という突ツッコミには賛同して頂けるかと思います。