COMIC1★4でデモをやるとか。
方向としては、電子化の流れは止められない、と思ってます。紙媒体が明日にでも無くなるというわけではないけれど、自分自身、入手した同人誌の電子化をちょこちょこではありますが進めていると、強く感じます。もちろん紙には紙の良さがあって、それはトレードオフではない唯一無二のものとは分かっていますが、スペースという無限の本棚を持たない人間にとっては如何ともし難いのです。それと、あぁサークルさんが始めっからデータ頒布してくれたら、この手間がなくなるんだけど、とか…。
便利だ、ということが認知されれば、それなりの市場が形成されるのでは、と思うのです。
ただ、そのプラットフォームをどこが牛耳るかで、利に聡い人たちは色々画策しているのだろうけど、アップルは、ポルノ(=成年向)を許容しないんじゃないかな?それに創作は色々な障害をクリアしているから問題ないとしても、二次創作は真っ黒過ぎて大資本がおおっぴらに手掛けるにはリスクを取れないように思います。
極端なこと言えば、虎の穴とかもっと危機感持った方がいい筈なのに、それがあまり感じられないのは、紙媒体の書籍・マンガに代表される商業流通が、仮に電子書籍に置き換わったとしても、原稿→印刷所→同人誌即売会or取次書店経由で頒布→一般読者へ、という同人誌の基本的な頒布ルートは極めて強固だから?そういう意味ではコミティアの方が危機にあるの?
にしてはDLsiteがウハウハというハナシも別に聞かないし、まだまだ道は遠いのか。ティアはお披露目の場、発掘・スカウトの場としての重要性に重きを置いているように感じるので、すべからくすべての同人誌即売会は「売る」場ではなくて、交流する場になっていくのかなぁという妄想未来予想図がむくむくと。さらに関係ないですが、同社の取引先は実に興味深いですね。
まぁ元来が売らんかな視点でのハナシなので、創作サイド・作家さんサイドがどういう反応を示すのかは結構興味深かったり。詰まるところ、コンテンツ(≒同人誌)を商材として、捉えてうまいこと上前撥ねられないかな、という下心込みの発想がベースでしょ。
論点が散漫になりますが、商業ベースの電子書籍構想だって、伝統的な出版社>取次(トーハンやら日販)>書店という流通構造を破壊して、カチ込み掛けるハナシだし。
同人誌即売会における、同人誌なりなんなりの創作物の発表と頒布は分かち難く結び付いていたけれども、来るべき技術革新を経たのちは、両者を分けて考える必要があるのかもしれない。
実際問題として、「いま」を5年後・10年後から俯瞰して見たならば、P2Pを介して、かなり境界線上にある時期と言えるのかもしれない。
コンテンツは限りなく無料化に近くなる、そして広告でペイする、あるいはいわゆる投げ銭になるのか、どうかは知らないか、ボカロの商業化コースを見ていると、お試し版→買ってね路線ですよね(私見)。最近流行の「free」の論調だと「デジタルのものは、遅かれ早かれ無料になる」。だとすれば、同人誌にこれを適用…出来るの?かつて『コミック・ガンボ』なるものがあったが、あれは紙媒体でやって爆死したが、基本的な発想ははこれを電子化したら良くね?というものでしょ。
もうちょっと論点整理して、掘り下げたいけど、今日はここまで。うまく纏まらないなあ、興味深々ということだけだったのに、今は一分一秒を惜しんで、サークルチェックしなくちゃいけないのに、こんな時間まで何を書いているのやら。
【やっつけ気味なまとめ】
- 電子化が今以上に進む蓋然性はかなり高いよね。
- でも、やっぱり紙も一定期間、並存していくんじゃね*1。
- 頭の良い人はメシの種にしようとしているから、よーく考えよう(某CM風)
- 個人的には、テラ銭やぶさかじゃないけど、所詮アップルとAmazonの土俵の上かぁ…。
- 創作はともかくとして、二次創作は流通に乗せるにはグレーゾーン多過ぎだろ常識的に考えて
- 頒布形態が多様化しても即売会はいまの有り姿のままで継続していくのだろうか?
- 面白い同人誌が読めれば何でも良い!結局それか*2
あまりにも吹いたので我慢できずにリンク。
かっけえよ、アンタ、まさに未来に生きてるよ。