人手不足

勤務先もいい感じに退職が続いていて、条件のよくない職場は選ばれない時代がひたひたと迫っているなぁと感じます。嫌ならやめろがまかり通る職場、下積み丁稚奉公は敬遠されていくのでしょう。年次の低い現場の人とやりとりすることが多いのですが、体感で5割までいかないものの、30%くらいはいつの間にか居なくなっていることが多いように感じます。定着率が低い職種といってしまえば、それまででしょうが、最近は中堅どころ、管理職一歩手前くらいの人・管理職層もぼちぼち見切りをつけているのが散見され、珍しくなくなりつつあります。雇用側と雇われの力関係はいつでも前者が強いですが、それはあくまで求職者や現に所属しているメンバーに対してのみであって、そもそも応募する気のない人や社外の人に発揮されるものではありません。都合の良い奴隷が減っている&自然減で、これまで通りを維持することが難しくなっていくことは間違いありません。自分のことは棚に上げますが、流動性が高まっていくことは、基本的に良いことだと思います。本当の上の人は手を動かさないので、あまり痛みを感じず、現場の中堅どころに物凄い負荷が掛かっているので、根をあげるのが早いか、上に行けるのかどうかが(残留組の)生き残りの分かれ道に。会社全体を見渡せば、非効率な事務仕事はまだそこそこ残ってはいるのですが、そういうポジションはタイミングよく明かないし、離職率も低めだと思われるので、希望すれば配置されるというものでもないでしょう(激務薄給は入れ替わりが早い)。私はといえば、手を動かす仕事からいっこうに解放されず、都合よく搾取され、フリーライドされている状態が数年続いている感じです。やはり早く人の言うことを聞かなくて済むようにしたいものです。出口を内に求めるのでなく、外に求めているわけですが、早いところ脱出ボタンを確保したいものです。