2006-01-30から1日間の記事一覧

桜庭一樹『荒野の恋 第二部 bump of love』(ファミ通文庫)

粗筋やら、繊細なタッチの表紙絵他はリンク先で堪能していただくとして。自分くらいの年齢になると、「女子」とか「男子」とかいう術語を用いるのはある種の気恥ずかしさを感じるのですが、確かに女子にとって男子は不可解であり、男子にとって女子は不可解…

アーサー・C・クラーク『楽園の泉』

解説にもあるように、この物語は一人の男が軌道エレベータの建設を構想し、それを実行に移す話です。まぁ実現には材料工学の進歩はもちろんのこと、それを可能にするもろもろひっくるめた政治的状況やらを必要とするわけですが、まさにバベルの塔です。私は…