桜庭一樹『荒野の恋 第二部 bump of love』(ファミ通文庫)

粗筋やら、繊細なタッチの表紙絵他はリンク先で堪能していただくとして。自分くらいの年齢になると、「女子」とか「男子」とかいう術語を用いるのはある種の気恥ずかしさを感じるのですが、確かに女子にとって男子は不可解であり、男子にとって女子は不可解な生き物でした。まぁそれでも、女子の方がいくぶん大人であったでしょう。なぜかそういうことを思い出しながら読んだのですが、メインターゲットであるところの、男子中高生諸君はどのように感じるのか興味は尽きないところです。