同人誌紹介における画像の是非について

なんとなく。


個人的ルールとしては、端的に言うと表紙画像はOK、中身はNGというのが当サイトの基本的スタンスです。
あと、スキャン画像も限りなくグレーに近いような気がして、今のところ当サイトでは極力自己規制しております。じゃ、お前のところはどうなんだと言われますと、風景写真と言い逃れようかな、と(w。作者さんの承諾があれば、また話は違ってくると思いますが、ゲリラ的にやるならそこのところ少しは配慮しましょうよ、とか、もちろん、当サイトは怒られた場合、速やかに必要な処置をとるつもりですので、不快に感じられましたらご一報を。


それはさておき。
絵の魅力ないし一連のストーリーを文章で伝えるというのは、非常に難しいのです。
ある面では不可能と言えるでしょう。そこで、こういった問題が惹起される訳ではありますが、動機としては決して不純なものではなく、あくまで作品に対する敬意があれば、考慮される余地はあると考えています。


同人誌委託書店における見本部分程度であればどうなんだ、と主張される向きもありましょうが、そこのところの線引きは、うーん、微妙ですね。なかなか断言するのは難しい。


・・・ではなぜ、表紙はOKと考えるのか。
普通の一般書籍に準じ、というのじゃダメすか?書店等でコミックなんかはシュリンクされていて、立ち読み防止しているのと同じ論法。ソフトウェアなんかだと、外観に全く意味はないから、シュリンク破った瞬間に約款に同意したとみなすみたいな契約形態がありますが、概ねイメージしているのはそんな感じで。表紙が真っ黒*1な本は有り得ない(=お客に手をとって貰うにはある程度の情報開示は必須だから)わけで。(出版社及び書店は)言わば客寄せパンダとして許容しているわけですよね。


これは邪道な考えですが、まずヤフオクの存在。たいていの本(の表紙)がアップされている以上、必要悪として許容されるのでは?第二に、探す手掛かりとして。サークルさんによっては、Webを持たない方針のところもあるし、有っても何らかの事情によって、誌名等をアップしてくれないことがある。従って、「探す」手掛かりとしての表紙が分かっているとそうでないのでは大違いかと。第三に同人誌委託書店の存在。ヤフオクとほぼ同じなので以下略。


反証。
(同人)作家が望んだわけでもないのに、宣伝するのはマイナス。アップしないのは元ネタの著作権者からあれこれ言われないためにしているのであって、余計なことをするな。ネットのような不特定多数が閲覧可能なところにそういう画像をおくのは望ましくない。いわゆるゾーニング等年齢制限付なものを扱う見地からの反論。


これに対抗するのは厳しいですね。
一応自分は、自主規制として、

  1. 作家さんからの申し出があった場合、無条件に白旗。
  2. 年齢制限付の画像は安易に取り上げない。

ちょっと苦しいですが、著作権なんかと同様に親告罪として問題を扱いたいというスタンスです。
年齢制限付のものは、これまで以上に慎重に取り扱わないと、(同人)作家さんにも迷惑が及ぶかもしれないので気をつける必要がありましょう。


情状酌量の余地(w、があるのではないかという言い訳を未練がましくつらつら。
手前味噌になりますが、紹介する本に思い入れを持ってやっているのが大前提。その上で、度が過ぎない程度にやることが肝要かと。作家さんのサイトで公表されているのなら、あまり意味はないわけですし、必要もない。その上でやるというのは、紹介したい、知ってもらいたいという欲求をおいて他にないわけです。まぁ言いたいことは、表紙くらい見逃して、ということに尽きる訳ですが、如何なものでしょうか。


<とりあえずアップ>

*1:要は見えない、ということ