ウクライナ情勢

2月11日木曜日は建国記念の日で祝日休みですが、アメリカはそんなことは関係なく。木曜日はインフレ懸念の再燃で売られ、金曜日はウクライナ情勢の悪化で売られ。なんだろうね、ここで思い出すのは、いつぞやの年初にアメリカがイランのソレイマニ司令官を暗殺して、アメリカ=イランの関係が一挙に険悪となり、すわ戦争か、といったことがありました。あのときは、幸い、米軍基地にミサイルを何発か打ち込んで手打ちになったような気がしますが、今回のロシアは、意図も能力も段違いです。当事者のウクライナそっちのけで、フランスやらドイツ、トルコ、そしてアメリカが、ウクライナの頭越しにプーチンと喧々諤々やっている様は、1938年のミュンヘン会談をいやがうえにも想起せざるを得ません。(冬季)北京オリンピック期間中のドンパチは起こるのか、3月まで引き延ばすと泥濘の季節となってしまいます。考えても仕方のないことを考えても仕方がないわけでありますが、中国の恒大集団のデフォルトするしないと同じで、身構えているときは死神は来ないものなのでしょうか。