同人誌をレビューする

取りとめもなく書きます。同人誌をレビューするという試みがこれまでになかったわけではありません。自分も昔、ちょっとやろうとして、挫折したままです。でも、いつかは蓄積した本の山の中から、お気に入りな、秀逸な「本」について語りたいなーなどと、ささやかな野望は持っております。

なぜいきなりこういうハナシなのかと言えば、直接的には「よつばの」さんの記事に触発されて、ということなのですが…自分にとっても、このテーマはいつかは決着をつけなくちゃいけない問題なわけです。

同人誌のレビューと聞いてまず思い浮かべるのは、Club"ManiaX"のイベントレポ&同人誌紹介でしょうか。なぜか更新が止まったままで放置されておりますが、ちょうど自分が同人誌即売会に足を運ぶようになってからと絶妙に重なるので、当然見知ったサークルも多く大いに参考にさせてもらったものです。

次にまとまったサイトさんと言えば、GM研さんの、同人誌レビューでしょうか。取り上げられているサークルさんの本で(自分が)実際に手に取ったことがある本が幾らもないのが残念なのですが、努めて冷静な筆致で綴られており、作品に対する評者の想いが素直に伝わってくる、ある種、同人誌批評のフォーマットの完成形なのかもしれません。レイアウトも見易く、お手本のようです。べた誉め風味ですが、未見の人向けに書かれているが故の限界ももちろん見え隠れしています。しかしながら、例えば、「大羽なお「こみパ」作品集」と銘打たれたテキストは見事なもので、かくありたいものです。

同人誌レビューとは、直接に関係はないものの、示唆的なサイト。終わりのクロニクルなどで知られる(すいません、氏の本は1冊も読んではおりませんが・・・。)川上稔氏のサイトです。書評の意義、対読者的作家思考(ファンレターのことね)とか「同人戦線第一射撃」(3まで続きます)など、ためになるコンテンツが満載されております。

今日のところはここまでが限界のようです。