読み終わった本とか

山田秀樹魔乳秘剣帖』1〜3巻。エンターブレイン刊。
漫画です。こんちき堂さんの中の人プレゼンツの微エロもの。まぁ掲載誌がテックジャイアン(エロゲ雑誌)らしいし当然です。知らない人のために解説しておきますとエロゲ紹介/攻略雑誌の中では売上No1の最大手誌でございます。


よつばの。読書会で久しぶりに、こんちき堂さんの本を読んだところ、持ち込みリストに祝3巻とかなんとかあったので、ちょっと気になって、創作同人誌を探索するよりは商業誌漁った方が色々楽やろとググったら、凄え面白そうじゃありませんか。


タイトルから一目瞭然なように、おっぱい×時代劇。なんというお馬鹿設定・・・。何巻かのオビにもありましたが、否応もなく、おっぱい、おっぱいと例のAAがもやもやと頭に浮かんできます。


ストーリーは、柳生ならぬ魔乳の里から主人公が抜け忍するところから始まる・・・って、馬鹿を大真面目に描いているから色々と可笑しい。技の名前とかも当然乳絡み。巻を進むにつれ作者もふっ切れたのか、おっぱい小僧とか完全に楽しんでノリノリで描いています(w。
お話し部分もえろを絡ませつつかなりちゃんとしている、というかもともとそっち側の人なんで、描くためにはえろを描かなくてはならないという日活ロマンポルノ方式ジレンマの中、その制約を逆手にとった実に上手い設定だなぁと関心しております。


『なぎさ』(作者がアマチュア時代に出した創作同人誌)の主人公(女の子)が、千房にどことなく似ている気がする。しかし、あんなにさわやかなハナシを描く人にこういう引き出しがあるなんて思いもよりませんでした。だって他に描いていたの、ICO本とかそういうのしか知りませんでしたし。どういう繋がりでテックジャイアン編集部あるいはエンターブレインの中の人とわたりをつけたのかはイマイチ不明ですが(調べていない)、エロゲ雑誌のオマケ漫画に描かせてもらうというのは、快楽天とかそっち系の完全エロ漫画雑誌よりある意味完全にハードルが高いような気がしますです。まぁ実際問題かなり話題になっているようでしたし。


というわけで非常に面白い(そんなにえろいわけではありません)ので、かなりオススメです。というか来週だかのOB会とか年末覚悟に第1巻を押し付けるばりの勢いです(残りは気に入ったら買ってね、の意)。


『傭兵ピエール』上下

とっくに読み終わっていたんですが、書く機会を逸していたので、ついでに。こちらも。
ジャンヌ=ダルク。ジャンヌというとリュック=ベンソン作であるところのフォローミーが頭から離れない、あれは何でフランス語じゃなかったの?と今から思えばささやかな疑問が。フランス本国版とか存在するの?


それはさておき、思っていたのはちょっと違う方向。まず、ジャンヌはぶっちぎり主人公かと思ったらそうではなかった。文句無しに主人公はピエールであり、シェフどの。てっきりオルレアン解放〜ランス大聖堂〜火あぶりをなぞって終わりかーと思っていたら、ピエール単身乗り込んで××しちゃうし。まぁでも、時事ネタでいうところのかんなぎ『中古』祭りとかARIA結婚問題とかでDVD割っちゃう人は読まない方が良いと思います。


『なんとかのライオン』

ハチクロの人の新作。将棋。ハチワンダイバーといい将棋が密かにブーム。先崎が解説やってて吹いた。


卒業前小景

ライオンと一緒に西千葉行ったときにコミトレで買ったのね。ドリルがくっついたし、もういいや切ろうと思っていて長らく買っていないかったんですが、割と評判が良いので卒業までは付き合おうかと、購入。ここしばらく内容薄いなぁ(厚みも)でしたが、本作はシリーズを重ねてきた重みを遺憾なく発揮という回だったように思います。