仕事?

標題はむろん冗談です。今の職場は新浦安でして、駅前にでっかいダイエー新浦安店があるのです。むろん、私も食事やら何やらでよく利用するので、ささやかながらダイエー再建に貢献しているのです。まぁそんなことはどうでも良いのですが、詳細よく覚えておりませんので日程については今ひとつ自信がないのですが、ホークスのパリーグプレーオフ進出記念とかで、大々的にセールを行っていたんで、標題の科白が自分の中でついと出たのでここに記す次第です。

ダイエーの抱える巨額な有利子負債とどのようなスキームでの再建計画を策定するか、これがプロ野球ダイエーによる福岡ダイエーホークス保有問題、筆頭株主であり?(自信なし)メインバンクであるUFJ銀行の三菱東京フィナンシャルグループとの統合問題と“結婚”前のいわゆる不良債権処理問題、いわゆる破綻先なのか破綻懸念先なのか要注意先なのか…といった区分(そしてそれは引き当てを積むか積まないかということ他ならない)のどれに該当するのかなどが、改めて注目を浴びております。

産業再生機構送りとなれば、間接的に国の管理下に置かれるわけで、ダイエーによる福岡ダイエーホークスとそれに付随する一連の事業、いわゆる福岡3点セットの継続保有は到底望めません。しかし、一方では今回のプレーオフ進出記念セールの例を見るまでもなく、ダイエーは売り場の営業力の衰えをホークス優勝セールないし応援ご愛顧セールで、かなりの部分カバーしてきた経緯があり、ここ数シーズンのホークスの好成績もあり、ダイエー再建にとって、執行部、現場ともにあてにするに足る組織であり、再建にとって欠かすべからざる要素であると、私などは思います。

今ここで、ホークスを売却せざるを得ないかもしれない、「やりたくはないが決断しなくてはならないこともある」、ことはダイエーにとって断腸の思いであろうと思います。いやがうえにも巨大な意志の力、資本の論理、一個人ではどうしもないetcなどというフレーズが思い起こされます。

わたしは依然として、一個のオプティミストです。ダイエーに恨みつらみも、恩も何もありませんが、まぁなるようになると言いますか、悲観するものではない、何とかなるのではないかと思っています。むろん、「何とか」ならなかった場合は、極端な言い方をすれば、路頭に迷うことになる人が出てくるのですが。
まぁつらつらと長文を書き連ねたのは、一つには私の勤務先を知っている人には自明の理ですが、まぁ似たような境遇?にあるところでして。私はペーペーですから、経営のことはわかりません。ただ、ダイエーで働く何千、何万の人も全くそれは同等なだけに、生意気を言いますが、少しは彼らの「想い」も分かるので、このプレーオフ進出記念セールに賭ける彼らの必死さが伝わってくるのです。普通に生活している限りにおいては、ダイエーが安売りをしているなとか、その程度の取るに足らない話ではあるかもしれませんが、私の中ではそういうドラマがあったことになっているのです。