残り時間

会社とか職場とかもそうですけど、一部の人に負荷が集中して、手の空いている人がちらほらいる状態ってあるじゃないですか。コロナ対応で死ぬ思いでやっている人とはまさにこれだなあと思っていて、適切なリソースの配分が出来ていない。職場レベルなら、ちょっと手伝うくらいは出来るでしょうけど、ワクチン開発しろとかは無理なわけで。すべてのリソースをコロナ対応へ!が理想だけど、まだまだ総力戦体制へ移行していない気がします。

 

緊急事態宣言で、飲食店に1日6万円もそうですが、雇用調整助成金とか、お金燃やしているだけで、原資は税金なんやぞ、と思えてならないです。実際問題として、いまさら雇用調整助成金止めたら(政治的に止められないと思いますが)、失業率バーンですからね、政権持ちませんわ。

 

まぁそうやって、何千億やら何兆円か知りませんが、お金燃やしながら稼いできた貴重な時間という自覚が足りない。この間に何が出来たかって、一般庶民レベルだとアクリル板とかマスク、消毒液くらいじゃないですか。コロナ専門病院作るなり、大規模隔離施設建設するとか、そういう決断をしてこなかった。それで、今そのツケを支払わされているわけです。いまだに体温計とかパルスオキシメーターすら在庫は払底しているんだから。

 

コロナでダメージを等しく受けたとしても、どこまで許容できるかは、業界・個人の立ち位置で大きく異なる。観光・運輸・飲食・リアルエンターテイメント業界あたりは、どこまで持ちこたえられるのか。言い換えれば、どこで心折れるか、という問題になっている気がする。そういうところを無理に支えても、もうしょうがないんじゃないか。見切りをつけてもらって、他で吸収する段取りを考えるべきときにきていると思う。ワクチン打ち終わるまで、2~3年今の状態を続けることは無理でしょ。

 

でも、そんな決断は出来ないだろうから、来年あたり、国家予算120兆、予備費10兆とかになってそうな気がする。それでもインフレしないのか、そんなわけはないと思う。いずれ必ず、ツケは払わなくてはならない。

 

今分かっているのは、あと半年~1年くらいで劇的な改善は見込めないということ。今の状態がだらだらと続く。すなわち、毎日コロナの感染者数は〇人です、に一喜一憂し、おちおち風邪も引けない。出入国は制限され、海外旅行は行けない。

 

コミケを犠牲にして稼いだ時間は全く無駄だったな。残念でならない。