12月です

ご無沙汰しております。はや、12月になり、今年も残すところあと1か月となりました。紅楼夢こそ参加は諸事情により見送りましたが、秋例やらぷにケなどに行ったりとボチボチ買い専らしきことを再開しました。あと、久しぶりに岩本町ファミリーバザールを覗いたり。外出する日に限って、天気が悪いのですが、12/03のコミティアは晴れて欲しい。

 

それはさておきまして、私事でバタバタしており、すっかり更新が滞ってしまいました。振り返りですが、AIブ-ムで持ち直しものの、秋口にかけ、長期金利が急騰。9~10月の株式市場は我慢の月となりました。まぁどちらかというと大半の期間はほとんど動かないか、完全なる死を甘受する期間なわけでして、最後の最後でほんのちょっぴり利益が出ればそれで満足すべきなんです。

 

というわけで、11月は理由はさっぱり分かりませんが、ショートカバーの巻き直しなのか何なのか、まさに稲妻が輝く瞬間、それまでの鬱憤を晴らす素晴らしいリターンをもたらしました。為替は、1ドル150円を超えたところで、後付け解説では売られ過ぎ懸念やらアメリカの利下げ期待やらで、若干戻し、147~148円台をうろうろ、日によってころころ変わる、非常にボラティリティの激しい状態が続き、落ち着きどころを探っているのかな?という状態です。

 

(2023年)11月30日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比520・47ドル高の3万5950・89ドルだった。値上がりは3営業日連続。年初来高値を更新し、昨年1月以来、約1年10か月ぶりの高値となった。

 

12月は利益確定売りやら損出しやら、ノイズも多いですが、惑わされず、一喜一憂せず、この調子で、SP500もナスダックも続いてほしいものです。

コミケ壮行会

日曜日に上野にて、軽く飲んできました。15-17時くらい?湯島からてくてく歩いていったのですが、マルイあたりまできたところで、突然の大雨。すぐに止むかと思ったのですが、一向に止む気配がないので、やむなくセブンで700円もするビニール傘を買いました。丸井の中は、2,000~が相場だった。無駄な出費をしてしまいました。

NYダウ14連騰ならず!

水を差したのは、日銀のYCC修正のリークでした。日本時間深夜2時という時間帯から日経が悪者扱いされていて、それは全く同意なのですが、そもそもリークした日銀首脳部の方がより悪質だと思います。

 

それはそうと、07/24-28は、いろいろ盛りだくさんで消化するのが大変ですが、いちいち気にしていたら、気が変になるので、出た結果を元に、次にどう行動するのか、どういう反応が予想されるかに注意を払っていきたいと思います。

 

今週最も注目され、大きく動いてきたのは日銀の金融政策決定会合です。中でもYCC修正について。やらない、と思っていましたが、直前のリーク通りに動いてきました。長期金利の変動幅を1.0%まで容認、ということです。小手先のことするぐらいなら、一気に廃止して完全に長期金利の形成を市場に委ねれればよいのに、と思わなくはないですが、そこまで思いきれなかったのか、財務省方面、政府に遠慮したのか。

 

日経平均も為替市場も、激しく変動したわけですが、YCC解除もしくは、修正したら円高方向に動く、と言われていたにも関わらず、ドル円相場は1ドル141.17円で取引を終えました。自分にとってはやや意外でした。FRBは年内あと2回の利上げのうち、1回利上げを済ませました。8月は会合はなく、次回は9月19-20日なので、CPIと雇用統計のデータを2回見れるので、その結果次第、ということになるのでしょう。

 

しばらくは、140円を挟んだ綱引きになるのかなぁ。アメリカの金利は明白、しかるに日本の金利は不透明。今は、0.5%をちょっと超えたくらいですが、防衛線をさらに後退させた1%での連続指し値オペ連発が見られるのでしょうか?それとも、0.5~1.0の範囲内でちょうど良い落ち着きどころを見つけるのでしょうか?去年の12月に0.5%幅容認からおよそ半年で、さらに倍となりました。また半年後に今度は2%まで容認するんですか?と聞きたくなります。記者さんたちは日銀総裁に聞かなかったのかな?

 

仮に1%で張り付いた場合>日銀保有国債の評価損が膨大に発生>政府の利払費の増加>為替暴落となる未来しか見えないのですが、、、。それが見えていて、なぜ日銀はこのタイミングでYCC修正に踏み切ったのか?

 

仮説1:これ以上の国債の買い入れは限界だから?もう買う国債が市場に残っていない

仮説2:円安を止めたかった

仮説3:物価高への不満の高まりに何らかの行動を起こす必要に迫られた

仮説4:利上げの代わりにYCCがバーター材料

 

自分で仮説を書いていてなんですが、そもそも余計なことしない方が良かったんじゃないですかね。藪蛇と言うか、、、。結局負けを認めているというか、維持できないものは維持できないのであって、少しでも後退したら、あとはなし崩し的に催促相場というか、どこまでやったら、出てくるのか試す動きも出てくるわけだし。なんか自分的には、直観的にはもうドル円円高になることはない、と風に感じました。もし、130円くらいまで戻したら、残りの手持ちの円もドルに換えておきたいです。

 

真相はよくわかりませんけど、週明けの為替相場長期金利の動きから目が離せません。

外貨建MMFの購入手続きをしました。

某銘柄の半分と某銘柄を見切り売りして出来たドルでマクドナルドを買おうと思ったのですが、高止まりしているので、このまま放っておくのもどうかと思い、初めて外貨建MMFを買うことにしました。外貨預金と違って、決まった利率があるわけではなく、運用実績で表示されるとのことでしたが、今は年利4.5%くらいなので(今のMCDの配当利回りは、2%くらい)、まあ無為に置いておくよりはいいかと思って。

 

100万円で、税引き前とはいえノーリスクで4.5万円、1,000万なら、45万円、5,000万円なら、225万円ですから、それなりに大きな金額です。日本と違って外国は金利がつく世界が当たり前なんだなってつくづく思います。来週はCPI、決算シーズン、FOMC、日銀金融政策決定会合とまたもやイベントが目白押しですが、はてさてどうなるでしょうか。

マンション価格は暴落するという言説について

東京オリンピック招致が決まったころ、マンション価格は新価格なる言葉やゼネコンの豊富な手持ち工事からくる資材高騰や建設需要の先食い、消費税増税による駆け込み需要があるたびに、暴落すると言われてきましたが、結果からみれば明白なように裏切られてきました。そのころに買った人は、2~3割の含み益を享受していることでしょう。バブル崩壊に伴う地価の下落、リーマンショック後の銀行融資がストップし、新興デベがばたばたと倒産し、投げ売りムードになったときが一番の不動産の買いどきでした。

 

その後はアベノミクスと共に大規模金融緩和が始まり、ローン金利が劇的に下がり、マンション価格は糸の切れた凧のように舞い上がっていきました。コロナ禍で一瞬、市場がフリーズしたときを除き、緊急事態宣言とともに、在宅勤務が突如として日本中で始まり、追い風になりました。

 

さて、少子高齢化社会の進行による人口減が一方にあり、他方で首都圏を始めとする都市部への集中は今後、益々進んでいくことでしょう。新築物件の供給は資材高騰や労務の逼迫による建設費の高止まりから減少傾向が続いています。一方、需要の方は国外からの引き合いや低金利を背景に依然として旺盛です。業界としては、音楽が鳴っている間は踊り続けるのが正義なので、頂点を目指しつつババ抜きゲームをしているのです。

 

かつては、年収の5倍までというのが定説でした。でもそれは、終身雇用や金利が機能していたころの話です。今は共働きが当たり前みたいですから、嬉々として10倍を優に超える価格で、ペアローンを組むことも全く珍しいことではなくなりました。数年単位でイグジットできるのならまだしも、30年間、価値を保ち続けることが果たしてできるのか?まぁそこまで考えて買う人は稀でしょう。

 

ところで含み益は、利確するまで幻想に過ぎません。幸運にも含み益たっぷりの物件を保有している人のおそらく最も賢い選択は、いったん売却して(当面賃貸暮らしをして)暴落を待つことだと思います。10年分くらい無料で住めたくらいで満足するのも、賢明な判断ではないでしょうか。まだまだ値上がりすると思って売るやつはいないし、これから値下がりすると分かっているものを買う人はいない道理ですから、売る方はここらがピークと思って売るわけですし、買う人は高値掴みかもと怯えながらも妥当な値段と自分を納得させて、買うわけです。定価のない商品の値決めとは面白いものですね。不動産は必ずしも、値段だけではないこともありますが、当たらず言えども遠からずではないでしょうか。

 

賃金が上昇すれば、物価も上昇する(筈)。当然、マンションの値段も上がる。賃金(所得水準)が上がって、マンションの値段が下がる、のならハッピーでしょうけど、そうはならないでしょうね、何か技術的なブレイクスルーでもない限り。

 

ある日突然、ゴミが黄金に代わり、黄金が糞と化す。しかしねぇ、バブル華やかなりし頃の80年代に分譲されたマンションは、40~50年くらいの経年だし、90年代に分譲されたものでも、築30年、40年なわけです。クリスマスケーキではありませんが、土地は劣化しないとしても、上物たる建物それ自身は確実に劣化します。まだまだ上がるかも、という欲豚の浅ましさに抗って見切りをつけるのは並大抵ではありません。売り時がまたくる保証は全くなく、未来永劫塩漬けする覚悟はありやなしや。

 

ローンを完済する30年後まで、今の金利のままであれば、良し。万一、金利が反転したら、変動で組んだ人は阿鼻叫喚でしょうね。財閥系デベは別として、古今東西、不動産業というビジネスモデルは、お金を借りてなんぼの、自転車操業ですからね。もし、今のマンション市況が崩れるとしたら、それはやっぱり金利次第かな、と思う次第です。そして、ローンを返せず、手放す人で溢れかえるときに、都心の良物件をキャッシュで購入したいな、と最近は夢想しています。「潮がひいたとき」に備えて、チャンスを待つ。