新春特別企画 〜商業誌編〜

例によって続きです。2009年読んだものを淡々と振り返っていきます。


ジャック・キャンベル『彷徨える艦隊〜旗艦ドーントレス』シリーズ。久々にハヤカワの青背で刊行をいまかいまかいまかと待ち遠しいシリーズですね。今日も、第5巻読み終わりましたけど、高えよ!なにせ900円もしますからね。まー、値段分くらいは楽しめますから良いんですが。次巻完結の模様。


ヒストリエ』第5巻。あー、そういえば読んでいたみたいですね。次巻が出るのは2年後くらいでしょうか?


ヘルシング』第10巻堂々完結。ちゃんと完結させたことにヒラコーに敬意を表したい。それに比べて十月機関のやる気のなさは…(w。


伊藤計劃『ハーモニー』(ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)そして死去。惜しい人を亡くしました。と書いていますが、人に勧められなければ、私の好みからすれば、自分から読まなかったタイプの作家さんではあります。


とらドラ!』10巻完結。アニメ化もされましたねー。なんかとらドラの同人を読もうという気にはなれなかったんですよね。なんでかな。後書き含めて、安定して読んでて楽しい作品ではあります。が、それだけ、というハナシも。


米澤穂信儚い羊たちの祝宴』、『追想五断章』。『秋期限定栗きんとん事件 下』。今年のよねぽは、3作品で良いのかな?秋季を別にすればノンシリーズ単発もの。世間的な認知度も上がってきて、幅を広げようと模索した一年という感じでしょうか。どれも暗いハナシばっかり(w。今年こそは、古典部かS&Rシリーズの新作を是非!


川原 礫『アクセル・ワールド1黒雪姫の帰還』。一巻は面白かったのになぁ。だらだら続けて欲しくない気がします。見せ場は、電脳世界上でのスタンドバトルなわけですが…。


ミスミソウ』第3巻完結。これは凄いの一言。欝なときに読むのは止めた方が良いでしょう。


林トモアキミスマルカ興国物語〈1〉』。どっぷり嵌っております。過去作品ものうちまとめて読みたいな。


偽物語(下)』。なんだっけ、妹にハミガキをするハナシだったけか。化物語にアニメ化の方が話題になってましたよね。真宵がツインテというのは、なんかイメージと違った。ガハラさんはどんぴしゃ、駿河はまああんな感じか。良い意味で期待を裏切られたのが、千石撫子。あれはヤバイ。一時期、恋愛サーキュレーションが頭の中でぐるぐるしてました。


入間人間電波女と青春男』『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん「i」』。そういえば、この人の作品群に手を出していたのでした。グロ耐性がある人にオススメ。ギャグと言うかみーくんの思考プロセスが躁状態かつテンションがおかしいので、若干読みにくいものの、読むべき価値はあると思います。


月刊Comic REX7月号俺野鳥休載。えーと、あれからRex買ってないんだけど、やってませんよね。これでもう単行本化は絶望的か…。折角、スキャナ購入したので、全部取り込もうと思います。あー、でもスクラップ帳は実家に置きっぱかも。今年は魔法使いの夜とかで、つくりさん忙しいのかな、って言うか、まだTYPE-MOON社員で良いんですよね?


将国のアルタイル』5巻サイン会。恥ずかしながら、珍しくサイン会などに行ったのでした。もうそろそろ第6巻が発売される筈…!マフきゅん、今度はどんなコスプレをしてくれるのか楽しみです。


神林長平『アンブロークン・アロー』。雪風シリーズの最新刊。研ぎ澄まされた、乾いた筆致がたまりません。


『老人と宇宙3』3巻完結。勧められて。気分はスターシップトゥルーパーズなノリの本作ですが、今回は政治色が強かったような気がします(もはや、うろ覚え)。


円環少女』運命の螺旋。お母さまの「かかってこい、相手になってやる」炸裂の巻。これが書きたかったんだな(え、違う?


羽海野チカ3月のライオン』3巻。またまたウジウジ悩む、暗いハナシ。あの若さで奨励会とか飛び込むんだから、自分よりよほど上等ですが。姉がこれからどうなるのかが気になる。三姉妹は、裏切ってはいけない人たちの象徴みたいなものなので、あの優しさが居たたまれないというのは、良く分かるぞ、少年。


這いよれ! ニャル子さん』シリーズ。クトゥルー分からなくてもそこそこ楽しめるおバカラノベの代表格?まぁ読まなくても不幸せになることはないかと。


『神の守り人』上下(新潮文庫)。あのオバちゃんがこれ書いたんだからねぇ。立派なものですねぇ。早く文庫続刊出してくれぇとしか。


双見酔『空の下 屋根の中』。ニート漫画ですが、女の子がニートと言うのは珍しい。まー、ほんわかとした絵柄も相まって、作者の人柄が滲みでているような微笑ましさで、前向きに頑張ってほしいなーと思うのですが、時折挿入される、男ニートのハナシ。あれこそが、本作の肝だね!あれ蛇足とか言っている奴は全然分かってない!ダメリーマンなかんずく、働いている奴なら、ぐさぐさ刺さるやろ。


うえお久光『紫のクオリア』(電撃文庫)。印象に残っているのは救おうと試行錯誤するあたり。気になっている人は読んだ方が良い。萌えはないです。