C76夏コミ新刊随想録①

買うだけで満足してはいかん!というわけでぼちぼち読み進めてはいます。今日の通勤のお供は、UnisonBellの『CLUMSY DAYS』でございます。総集編は、ちょいとカバーを掛ければ、電車の中で読めて良いですな。薄いB5、28Pくらいの本はそうはいきませんし。

本作品は再録+描き下ろしで構成されています。そのいずれもが小っ恥ずかしさ全開の淡い恋愛ものとなっておりまして、読み手に爽やかな読後感を与えてくれることでしょう。
くー、羨ましいぜ、となること請け合いです。しかも都合の良いことに、先生を除いて、おにゃのこからアプローチ待ちなシチュばかりであり、ねーよ、と突っ込みたくなる気持ちも分からんでもないですが、良いじゃないですか、せめて空想の中くらい夢見させてよ、という彼女いない歴=年齢な非モテな男子を想定したつくりとなっております。


作画的にはあまり動きはなく切り取りたいシーンの連なりから構成されていますので、派手さはないものの落ち着いて、読めるような気がします。半面、感情移入はあまりしなかったような気が。むしろ、微笑ましい、という言葉がしっくりくる作品集です。ZINで委託が開始されていますので、西行けなかったよ、という人は是非お買い求めになられては如何でしょうか?