MSFTが、2021/08/20の終値で304.36USDをつけて、新高値を更新しました。
後付けでは、Microsoft 365の値上げ発表を受けて～と言われておりますが、直近の決算はどうだったかなと調べてみると、Bloombergによると2021/07/28発表した決算発表では、Azureの成長鈍化懸念を受けて下落で終わった云々と記載されていて、なるほどわからんという感じです。
ちょっと振り返ってみると、トランプさんが大統領だった2018年当時は、100USDそこそこだったことを考えると、米中対立やらブレグジットやコロナショックを乗り越えて、紆余曲折ありながらの300越えです。単純に考えると企業価値が３倍になったということなのですが、Windows関連、Microsoft365に代表されるサブスク、Azureに代表されるクラウド、Xboxに代表されるゲーム事業、surfaceとかのハード事業なんかの構成は大きく変わっていないわけで、どちらかというと評価する側の心理の変化、高PER化によるところが大きいのかなぁと思います。
新高値ですから、全員がニコニコなわけで、当時から高すぎる、割高と言われつつ、結局はこれですから、清水の舞台から飛び降りる覚悟で、買いを入れるしかないのかなと思う今日この頃です。
生活必需品企業は不況に強いというので、定説ではコカ・コーラとかが代表例かなと思うのですが、MSFTもある意味、そうだなと思うわけです。しかも、ハードウェアは別として、ソフトウェアなら在庫を持つ必要もないし、需要に応じて幾らでも増産できるし、あれ、無敵じゃね？という感じです。怖いのは独占禁止法とか、税制の改正とか、そういったものくらいしか思いつきません。スマートフォンに代わる画期的な入力デバイスの登場とかでしょうか。その程度のことは、MSFTだって想定内で、社内外に目配りしていることでしょう。
ここから、２倍、３倍になるんですか？と聞かれましたが（意訳）、それが分かれば苦労はしません。じゃじゃ馬のTSLAやAMZNよりは、ホールドしやすいのではないでしょうか。少なくとも仮想通貨とかFXとかに手を出すよりは堅実ではなかろうかと思います。
日経平均年初来-0.90％
S&P500年初来 20.02％
MSFT 年初来 39.81％
（2021/08/22現在）
