風雲急を告げる自民党総裁選

20210/09/03金曜日、突如として、菅さんが自民党総裁選の立候補取り止めというニュースが駆け巡りました。その日は在宅勤務だったのですが、いろいろ立て込んでいたので業務PCと睨めっこしており、気が付いたのは昼過ぎでした。思えば、安倍前総理の退陣表明も突然でしたが、今回も予想外でした。何だかんだ言って、菅で衆院選を戦うんだろうな、と思っていましたので。それはさておき、自民党衆院選で大負けが無くなったのでは?という思惑で、日経平均は上がりました。安倍前総理のときは、下落でしたから、対照的です。思えば、あのときは某銘柄を狼狽売りしたなぁという苦い思い出があります。実際は、日経平均は一時は3万円を回復したくらいですから。今回もあれよあれよと、29,000円代を回復し、早晩再び、3万円を窺う勢いです。

 

今はもう、大して日本株は持っていないので、正直どうでもいいのですが、あとで確認してみたらKDDIが爆上げしていました。携帯料金下げろと散々虐められていたからでしょうか。

 

今回の教訓めいたものをあげるとするならば、先のことは分からないということでしょうか。デルタ株云々で感染拡大に歯止めがかからなかったのが、お盆休み以降、どういう理由か分かりませんが、東京都内の新規感染者数は下がっていますし、もしかして、ピークアウトしたのかも、という状況で退陣に追い込まれるとは皮肉なものです。ワクチンの供給にブレーキが掛からなければ、パラリンピック後に解散総選挙に打って出れたのかもしれませんね。誤算はデルタ株による猛威ということなのでしょうか。

 

思えば、バイデン大統領になったら、株価は下がるという見方が大勢でしたし(今のところは、市場最高値の更新を連発)、もし現金化していたら、その後の上昇を指を咥えてみている他なかったわけで、稲妻が輝く瞬間を逃さないためには、市場に居続けるほかない、暴落も甘んじて受けるしかない、ということなんでしょう。

 

自分の性格、力量から言って、細かく売買して差益を取るというより、有望と思えるものをじっと持って上昇を待つというのが性に合っているようです。現実問題として、四六時中、張り付くわけにもいきませんしね。