報告連絡相談

なんだか職場関連のエントリが続きます。ここのところ仕事しかしていないから必然と言えば必然なわけです。電車の行き帰りのひとときに読む本が唯一の息抜きという日々です。

ま、それはさておき、考えさせられるエピソードがあったのでご紹介したいと思います。


報告連絡相談、通称ホウレンソウはどこの会社のどこの部署でも新入社員が真っ先に教えられることだと思います。ホウレンソウさえ出来ていれば大きなヘマをやらかすことはありません。ただ、ホウレンソウのほんとうの大切さを身を以って知るには一度痛い目に合わないことにはなかなか実感出来ないように思えます。


その、自分も過去振り返ってみると、ホウレンソウで痛い目にあったことが何度もありますし、今にして思えば先輩上司等々にずいぶん迷惑を掛けていたんだなぁと思うものですが、逆の立場になってみると新入社員とか年次が浅く経験もない人がミスをしないわけがないのであって、織り込み済というかそれ込みで仕事を割り振っています。もちろん難度が低い業務とかボリュームなどが考慮されるわけですし、ミスはあるよりはない方がそりゃ良いのでミスが起きにくいよう上席は差配しますが四六時中張り付いているわけにもいかないものですから、何も言わない=問題ないと判断します。


経験が浅いうちはたいていミスをするとまず自分で取り返さなきゃと思います。ところが経験が浅いので今の自分の力量で手に負えるレベルかどうかの判断は省略され、とにかく目の前のトラブルしか見えていません。リカバリー出来なかったとき、どういう影響があるか、後工程が滞るということまで想像が及んではいないのです。正確にはマズイということは分かっていいても、深刻性に対する認識の彼我の相違、そしてももたらされる結末を知りたくないという認知的不協和により意図的に考えないようにしているだけです。


要は悪い報告ほど早く上席の耳に入れなければならないということです。これは絶対です。某サイト風に言うと、反論は認めないというぐらい絶対的な鉄則です。

ミス=恥とか、つまらない自尊心とか、自分の能力に対する過信とか、兎角、若い時分というのは色々な意味で未熟ですから己のことを客観視出来ないのです。<まだ何が起きたかにまでいかないので当然続く>