日銀金融政策決定会合振り返り

先日、17-18日開催された日銀の金融政策決定会合は、大注目の金融イベントでした。長期金利を巡って、投機筋vs日銀が面白おかしく語られ、YCC撤廃するのではという観測でしたが、サプライズはありませんでしたが、為替を始めとして乱高下しました。

為替はいったん、円安で反応したあと、全戻しという結果に終わりました。結局のところ、いずれはYCCは解除するだろう、という見方が大勢なわけで、誰も日銀の言うことを信用していないわけです。

次の焦点は、2月上旬の日銀総裁人事案の通告や次回の金融政策決定会合に移りました。それまでは、退任する総裁の面子のために、ひたすら指値オペの連発で国債買いまくって、長期金利を抑え込んでいくのでしょう。

超長期的には、円安は不可避であるという見方は変わりませんが、短期的には、円高に振れる局面が多くなるかと思いますが、せいぜい120円台くらいかなと思います。

まぁ予想したところで、やることは変わらないので、粛々と投下していきたいと思います。

 

【以下、気になること】

アメリカの利上げ停止はいつになるのか

アメリカのリッセッションは不可避なのか

・中国のゼロコロナ政策解除に伴う経済再開(春節後の状況を注視)

ウクライナ戦争の戦況

・日本のインフレは、一時的ではないのでは?

春闘は結局のところ、一部大企業だけの賃上げで終わるだろう(実質賃金の切り下げ)