Just Do It

なんか調べたら、ナイキのコピーらしいですね。色んな訳があるみたいですが、自分は単に「やれ」と捉えております。年頭にあたって、振り返りというか、所信表明的なものを考えたときに、自然に思い浮かんだので、タイトルにしてみました。ま、なんでも結局やるかやらないか、に集約されるんじゃないかと思います。報われるかかどうかは運にも左右されるでしょうけど、ワナビーが絵で一生食っていきたい、とか大ヒットスマホゲー作ってどうのこうの、とか妄想垂れ流す前に、下手糞でも絵を描け、手を動かせ、ということであります。努力はしたくないけど、ちやほやされたい。甘ったれるな!ですよ。ま、別に絵でなければならないわけじゃないんでしょう。本質的にはそこだと思います。要するに、自分の才能のなさを認めるところが出発点なんです。規格外の天才はべつですよ。自分が人類の中で、上から1%に入っていることを信じて疑わない人はそれでいいんです。残念ながら平均値かそれ以下の人は別の道を探す必要がある。

 

2017年の年末ぐらいから徐々に資産運用らしきものを見よう見まねで始めたわけですが、そのあたりの心境の変化といったものは、これまで自分の中でもあまりうまく言語化できないと言いますか、曖昧模糊としておりました。振り返るに、やはり、将来に対する漠然とした不安感、先行きの暗さを感じていた。手詰まり感からの脱却を求めて、現状変更をしたい、という欲求からではないかと最近思うようになりました。日銀の異次元金融緩和とかETF買いとか超低金利政策とかで、銀行預金だけではアカンということも感じていましたが、そういった外部環境と、私自身の手持ちのカードを見比べたとき、努力はしたくないけど、路頭に迷いたくはないし、人並みの生活はしたいし、どうしよう、ということから導き出された自分なりの足掻きだと捉えています。

 

いささか前置きが長くなりましたが、未来のことは分からないにしろ、現状を分析して、どういう未来を引き寄せたいか、何をして、何をすべきでないか、についてオプションを持っておく、ということは気休めでしょうが、自分の中の考え、感情をいったん整理しておいて、いざ鎌倉、そのときがきたときに、迷いなく行動したい、と思います。

 

日本の少子高齢化ですが、色々な人の見解を見聞きし、自分なりに咀嚼した結果、解決すべき問題ではなく、もはや手遅れである、と結論付けました。もう取り返しがつかないし、なるようになるだけ、人口動態は戦争や未知の疫病でもない限り、予見し得る将来に他なりません。なので、多少の軌道修正ではいまさらどうにもなりません。合成の誤謬というか、一人一人の選択の結果が積み重なって、こうなったわけで、一概に上の世代ばかりを糾弾するつもりはないですね。

 

目先の問題に目を移すと、インフレ、金利半導体不足、サプライチェーンの混乱、為替あたりが目下のトピックかと思います。単独の問題ではなく、相互に絡み合っており、これらの答え合わせとして反映されるのが株式市場と思っています。新型コロナウイルスが終息するか否かに関わらず、これらの問題は別個に存在し続けます。きっかけは、コロナだったかもしれませんが、時間の経過により、半導体不足やサプライチェーンの混乱は早晩解決の方向に向かうと思われるものの、それが即、インフレや金利の動向に影響を及ぼすまでには、相当のタイムラグが発生するのではないでしょうか。もちろん、だらだらとwithコロナとなれば、引き続き供給制約はくすぶり続け、更なるインフレをもたらすことになるでしょう。

 

(株式市場が)固唾をのんで見守っている金利の動向ですが、ターニングポイントとしては、2022年11月8日の米中間選挙までにどうなるか。結果を受けて、どうなるか。考えても仕方がないわけですが、スケジュールとしては押さえておきたいと思います。まーどうせ、「身構えているときは死神は来ないものだ。」なのか、なんとかショックがくるのかは分かりませんが、甘んじて受ける覚悟でいます。欲張って流行りものに目を奪われるとか、そういうことはなしで、自分の決めたルール通りに買い付けを淡々とし続けたいと思います。やっぱり、未来を信じられる銘柄、売る必要のない銘柄に注力し、判断が誤りだったら即撤退、かなぁ。他人の爆益報告に惑わされないように、ゆっくりとでも良いから、着実に前進したいと思っています。