今は戦時下

先日ニュースで、バイデン新大統領が「今は戦時下である」というニュアンスの発言をしたことが取り上げられていました。なんでもアメリカは、(コロナ禍での死者が)WWⅡでの戦死者を上回ったそうです。

 一般に就任から100日間はハネムーン期間と呼ばれ、お祝いムードなわけですが、こういうご時世ですから、トランプ色を払拭し、成果を出そうと躍起になっているはずです。聞くところによると、1億回分のワクチン接種を目標にしているとか。

 州政府と連邦政府との齟齬や物流上の問題などで、進捗は遅れているようですが、徐々に解決に向かっていくでしょう。計画通りに進めばアメリカの人口は、ざっくり3億2千万人だそうなので、1/3くらいが、春ごろまでに接種を終えることになりそうです。残り2/3に対しても接種を続けるとして、同じペースで進めばプラス半年くらいで全国民に対して、完了することになります。イメージとしては、次の冬を迎える前にワクチンを打ち終えることが出来、期待通りの効能を発揮することが出来れば、アメリカ経済は本格的な意味で再始動するのではないでしょうか。(でもファイザーのは、2回打つ必要があるから、半分で考えなくてはいけないのかも。そのころには、ジョンソンエンドジョンソンとか後発の1回で済むやつとかも目途が付いているはず)

 最良のシナリオで進めば、海外旅行は無理でも、外食に、レジャーにどっと繰り出し、今までのうっ憤を晴らすような、消費行動が予想されるのではないでしょうか。巣籠り銘柄は、いったん売られることになるかもしれませんが、それを補うだけの需要が発生すると期待しています。

 日本?早くて4月とか寝言言っているので、とうぶん無理でしょう。でも、極東の島国の状況は大勢に影響を与えないのです。とにかく、アメリカ。まさか1年でワクチンが出来ると思っていなかったので、カタチになっただけでも驚異的なのですが。

 

今こそ、アメリカの底力を見せてくれ。頼んだよ。